ゲームへたおじさんドットコム

1977年生まれの文系社会人。どこのクラスにも10人はいたような男のゲーム日記とメモと寄る辺のなさ。

鉄騎コントローラー、それとアーケードスティックのパーツ換装の話

もう2021年の大晦日ではないか。早い。早すぎる。本当はもっとここに書きたいこと、書くつもりだったことがたくさんあるんだが、ぼんやりしていたらもう今年も終わりだ。まあいいや。別に誰に急かされているわけでも〆切があるわけでもない個人のBlogなのだから、無理せず時間をみて書いていこう。11月のまとめさえまだ書いていないが。

 

さて、年末の大掃除というわけでもないんだが、ずっと自室の床に放置して埃をかぶっていた(なおかつその上にも物が乗っていた)『鉄騎』コントローラーをついに解体して隅にどけた。

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2003年か04年か、とにかく発売からしばらく経った頃*1にAmazonで9800円のセールになっていたことがあってそのときに購入したのだが、Amazonの段ボールさえ開けることなく放置したまま引っ越しを2回してしまった。その後、意を決して開封、ブラウン管テレビも捨てずに取っておいたので数年越しに初プレイか……と思ったのがもう10年くらい前か。

が、結局プレイせずに今に至る。上記写真には写ってないが鉄騎専用コントローラーにはこれに加えてフットペダル部があるため、設置するにはどうしても小机のようなものが必要になる。手頃な小机やブラウン管テレビの前のスペースの確保ができなくなって、そのままになってしまったのだった。

だがまあしょうがない。在宅勤務もあるので自室はもう少し整理して使いやすくしておかなければいけないのだからいいかげん処分しよう、化粧箱は捨ててしまったけど綺麗に掃除して駿河屋とかまんだらけとかBEEPとか、とにかく俺よりもまともなゲーマーが買ってくれそうな中古ショップに売ろう……と思ったのだが、解体しているうちになんかこう、俺のなかに励起するものがあった。やはり鉄騎コントローラーはブツとしての魅力がデカい。これをプレイせずに売ってしまうのはやはりあまりにももったいない。よしんば長いこと起動していない初代Xboxが故障していてどちらにせよプレイできないということになったとしても、せっかくのこの鉄騎コントローラーというブツ自体を楽しまずに手放すのはもったいないではないか。この積もった埃で薄汚れた風情、これは最高にいい。長いこと廃墟に放置されていた旧大戦の兵器という感がある。ある日たまたま廃墟でこのマシンを発見した俺は丁寧に清掃と修理をするのだ、いつかまたこのマシンに火が入りガソリン臭い息を吹き返すときを夢見て……ぽわーん。

そんなわけで来年の個人的なプロジェクトとして、このコントローラーを綺麗に磨いて、そのうえでウェザリングしたりなんかLEDテープとかでデコって意味もなく光らせたりそういうことをして楽しみたいと考えている。

 

こういうDIY(というのも憚られるが)というか、手元にある趣味の道具をいろいろ弄くってみたいという気持ちはコロナ禍以降俺の中で急速に高まっていて、今年前半は前からやってみたいと思っていたアーケードコントローラーの改造に手を付けた。改造って言ってもボタンとスティックを換装するだけだから別にたいしたことはしてないんだけど、いろんな改造やパーツ換装をしてるサイトやYouTube動画を見て調べたり、秋葉原の千石電商でパーツを探しているときとかめちゃくちゃ楽しかった。もちろん換装作業そのものも楽しかったな。

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どのアケステにするかはさんざん迷ったのだが(QanbaのDroneと最後まで迷った)、安価な価格帯とコンパクトさ、PS4/Switch/PC/レトロフリーク/メガドライブミニ/PCエンジン mini/アストロシティミニの7機種にマルチ対応という点、スティックもボタンも換装が容易であるというレポートが複数見つかった点、それと天板のオーバーレイシートを手軽に交換できてデザイン的なアレンジにも向いている、ということでサイバーガジェットの「CYBER・アーケードスティック」にした。上記の写真はオーバーレイシートだけ交換したもの(最初からセットされているシートと別に、付属品として4種類のシートが入っている)。

 

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とりあえずレバーボールを換装。とにかくこの、透明の気泡入りレバーボールにしたくてしょうがなかったのだ。

 

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そしてボタン。まずは4個だけ、この色にすることは最初から決めていた。もちろんセイミツ製だ。レバーボールとこのボタン4個をまずは千石電商で買って換装し、これなら充分いけるな、ということで次の週にまた千石に行った。

 

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残り4個をどのような色にするかはかなり迷ったのだが、アケステ関係のYouTube動画を見ていると白いボタンがなんかこう今の流行りというか「通」っぽい空気があるように感じられたので白にした。あえて違うメーカーのものにするというのもなんかいいなということで、セイミツではなく韓国のメーカー(名前を失念してしまった)のにしてみた。確かCherryのスイッチを使っているやつだったと思うが何色の軸かとかそこらへんのこと全部忘れたな……すべてがぼんやりしている。とにかく店頭で触った感触が良かったので。

 

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ボタン換装完了。このあとレバー自体もセイミツのLS-32に換装した(俺は格ゲーよりもシューティングをやるほうが多いから、やっぱ三和よりセイミツだろう)のだが見た目はほとんど変わらないので写真は省略。でもここでちょっと失敗して、よくわからずにLS-32のSEベース版を買ってしまった。SEベースでCYBER・アーケードスティックにセットするとレバー軸の先端がケース底面に干渉して蓋を閉めることができないのだ。泣く泣くSSベースのパーツだけセイミツの通販で買って付け替えたのだった(ベースパーツだけの販売は店頭だとやってないみたいなので。当然送料のほうが高くなった)。

この後、オーバーレイシートも何かオリジナルのデザインにしようとしたのだがそこで仕事が忙しくなりはじめたので止まってる。来年はこれも再開しようかな。

*1:『鉄騎』の発売日は2002年9月12日。