ゲームへたおじさんドットコム

1977年生まれの文系社会人。どこのクラスにも10人はいたような男のゲーム日記とメモと寄る辺のなさ。

中年男性の怒りに燃えるバビロンAIタイトルアシスト

 

 

前回更新のとき、最後にエントリのタイトルを付ける段になってタイトルフィールドのところに「AI」というボタンが追加されているのに気づいた。はてなBlogが先日からスタートした「AIタイトルアシスト(β版)」が俺のIDにも適用されたのだ。

 

hatena.co.jp

 

単純な記事タイトルだけではなくSEO対策をした「検索エンジン向けタイトル」とバズりやすい構文の「ソーシャルメディア向けタイトル」も合わせてAIが提案してくれるというサービスだ。

現在βテスト中のため、無作為抽出されたユーザーか利用希望フォームから申し込んだユーザーしか使えない。俺は無作為抽出されたわけではなく、プレスリリースを読んで面白そうだから申し込みをしたら、いつの間にか使えるようになっていたというわけ。まあこういう新しいサービスの類はチャラい気持ちでとりあえず参加するに限るという信条でやっている。

 

さて、そんなわけで前回エントリを書き終わり、まあ読んだ人はおわかりのとおり、いつもどおりの特に主題があるわけでもない、いきあたりばったりのまとまりのない雑文だったわけだが、こんな内容でAIはどんなタイトルを提案してくれるんかなと、若干のウヒヒを感じつつボタンをポチーとしてやったわけだが……

 

 

くっだらねえ。これはマジでクソだなーと思いました。THE・バカのインターネット、という感じだ。

先述のとおり前回エントリは主題がぼんやりとした雑談でしかないのだが、その中に出てくるワードと一部の文脈を拾って「それらしい」タイトルに仕上げているのはまあいい。だがそこで出力される「らしさ」の安っぽさ薄っぺらさ、若干の「強い言葉」をトッピングしてお手軽に「構文」として丸める賢しらさ、あまりにも貧しい。

これはAIがどうこうというより、AIの出力がこのセンになるように施した「味付け」の貧しさということなのかもしれない。そしてSEO対策、SNSでのアテンション集めとしてはこのセンでいくのが正しいのだろうなということもなんとなくわかる。しかしその正しさの、どうしようもなく耐えられない軽さを俺が受け入れる義理はない。

 

大多数の人にとって中身のない、ゴミのような、個人の譫言じみたテキストがWebを埋め尽くすことそのものに俺は全く反対しない。むしろ自分でも積極的にそれを推進している節がある。

だが中身のなさをそれらしいラベリングで修飾して、システム的に拾ってもらったりアテンション集めたりしてセルアウトしてイグジットでござい、とまではヘラヘラできないし、趣味のインターネットの領域でまでバビロンに媚びへつらうつもりはねえ! ファッキン・バビロン!!!!!!!!!!

 

と、思考の柔軟性が衰え始めている中年男性らしく突如として怒り始めてしまったが、まあまだβテスト中ですしね。あと前回エントリではたまたまあんな感じのが出力されただけだったのかもしれませんし。まあこういうのは使っていく中でどんどん改善されて、最終的には良いものになっていく、そういうものだと思いますしね。試しに今回のエントリについては、AIの提案に従って記事タイトル・検索エンジン向けタイトル・SNS向けタイトルを設定してみたいと思います。さてさて、お手並み拝見、といきますか……。