ゲームへたおじさんドットコム

1977年生まれの文系社会人。どこのクラスにも10人はいたような男のゲーム日記とメモと寄る辺のなさ。

気になってるゲーム『REPLACED』

もうけっこう前、確か2022年くらいのXbox Games Showcaseでトレーラーが公開された『REPLACED』というゲームがある。

2.5Dの横スクロールアクションアドベンチャーで、ハイデフピクセルアートで、80sリバイバル調のサイバーパンク/ネオンノワールで……と、当時見たときはこりゃすげえやと思ったものだ。そのときは確か23年にリリースとアナウンスされていたはず。

が、その後に延々と何度も発売が延期されて、そうこうしているあいだに似たようなビジュアル、題材のインディーゲームがいっぱい出てきてしまった。

そういうこともあって、とにかくぜんぜんリリースされないし新しい内容のトレーラーも出ないもんだからすっかり忘れてて、ついこないだ「そういやあれはどうなったんだ」と調べたら、なんと近日中のリリースが決定したそうだ。

 

youtu.be

 

上掲はXboxのYouTube公式チャンネルで今年の頭に公開されたリリースデイトトレーラーで、ここでは3/12リリースと謳っている。でもこのトレーラー出した後にさらに延期して、現在は4/14発売ということになってるらしい。うーん大丈夫なのか。でもとりあえずSteamのウィッシュリストには入れておいた。

 

インディーゲームのローカライズ・「みかん」の変な誤訳

こないだ遊んだ海外製のインディーゲームで、面白い誤訳があったのでメモしておく。

 

このゲームでは日本の街並みをイメージソースにしたステージが登場する。「日本」と明示されるわけではなく、看板の文字が架空言語になっていたりなどある程度抽象化されているのだが、日本在住者が見ればひと目で日本とわかるくらいには特徴的なつくりだ。

さて、そのステージ内で入手できる、とあるアイテムがどう見ても「みかん」なんだが、そのアイテム名が「サツマイモ」となっているのだ。しかも、アイテムの説明文には「みかん」という正しい名称が出てくるし、ちゃんとみかんの説明になっている。

ローカライズの際のミス、誤訳なのは明らかだが、なんでここでサツマイモが出てくるのだろう……と思ってちょっと調べてみた。

 

このアイテム、原文(英語)では「Satsuma」という名称になっている。あれ、もとから間違ってたのかな?と思ったがさにあらず。実は、日本でいうところの「みかん」、つまり「温州みかん」は、19世紀末にアメリカに移植された際、原産地である薩摩国(鹿児島)の名を取って「Satsuma mandarin」と名付けられたんだそうで、現在ではもっぱら「Satsuma」という品種名で流通しているんだそうだ。*1

さらに言えば、アラバマ州・フロリダ州・テキサス州・ルイジアナ州にはそれぞれ「Satsuma」という名前の町があり、これらの町はまさにこの温州みかん/Satsumaの栽培が盛んなことからこのような町名になっているんだそう。ほえー。日本でいえば川崎市の「柿生」とか名古屋市の「枇杷島」みたいな感じかね。

 

そんなわけで、日本語ローカライズの際にこの「みかん=Satsuma」を誤って「サツマイモ」と訳してしまったのだろう。一方でアイテムの説明文では正しく「みかん」と訳されているため、推測するに翻訳担当者にはゲーム内テキストを抽出したExcelファイルしか提供されておらず、かつアイテム名と説明文にはそれぞれ別のIDが付与されていて、Excelファイル上ではそれぞれのセルの位置が離れていたので文脈を読み誤った、ということだろうと思われる。

一応、開発元には報告を送っておいたが、数年前にリリースされてすでにアップデートも一段落してるっぽいゲームなので、たぶん直されないだろうなとは思う。というわけでここに覚え書きだけしておく。

*1:ちなみに日本の「温州みかん」は、中国で柑橘の名産地として有名な温州とは直接的な関係がない。薩摩地方で品種改良・栽培されていた柑橘が江戸時代後半になって人気を得て各地で栽培されるようになり、その際に柑橘で有名な中国の温州にあやかって「温州蜜柑」と呼ばれるようになった、ということらしい。

知の技法

realsound.jp

www.4gamer.net

note.com

メトロイドブレイニアでも知識アンロック系でも呼び名はなんでもいいんだけど、あの手のゲームって詰まってしまったときに「これだけの年数生きてきているのに、俺は……俺には知性がない……まったくない……」みたいな実存的不安に陥るから、そのストレスを思うと遊ぶハードルが高いんだよ俺にとっては。あ、あ、あんた! あんたはどうだ? あんたにはちちち、知性があるのかい!?

 

俺はBlog名にしているくらい自他共に認めるゲームへた人(へたうど)なわけだが、いわゆるアクションゲームの瞬発的操作が苦手、ということに関してはそんなにコンプレックスは持っていない。いやまったく持っていないというと嘘になるが、でも子供の頃から運動音痴のケがあるので、まあゲームのこういうなんていうかフィジカルを伴う操作がうまくないのもむべなるかな、と自分で納得できるところはある。

でもそういうのじゃない、純粋な知性が問われる(ように思える/ように見せかけている)ゲームの要素がうまく解けないと、なんというかそれはもう、ゲームどうこうの向こう側、人間としての能力が足りてないのではないか、他の人はできるのに、俺はまったくできないんじゃないかこれ、という根源的な恐怖が鎌首をもたげるんですよね。俺はどうしようもなく愚かな人間なのではないかという。

実際のところが自分が愚かな人間であることは、すでに半世紀近く生きてきていろいろと骨身に染みている。そのつもりだ。だが、実はその「つもり」をはるかに下回るレベルで愚かなんじゃないか、という恐怖。それが襲ってくる。

純粋にはメトロイドブレイニア/知識アンロック系とはいえないのかもしれないが、『ElecHead』を途中までニコニコしながらプレイしていたのに、詰まってしまってマップを何周も彷徨い続けていたとき、本当に哀しいというか、みじめな気分に陥ってしまった。四十をだいぶ過ぎた男が、なんでこんなかわいらしい見た目のゲームでここまでみじめな気分になってしまっているんだ、というのも含めてショックだった。もうこの年で、あんまりみじめな気分にはなりたくないんだよ……。

まあしかし今はもう、そんな気分に陥りそうなときは攻略サイトとかウォークスルー動画とかをすぐ見るようにしています。そう、別に真正面から打ち合うだけが正解じゃない、時には搦め手、寝技、裏技、反則、ペテン、そういったものを使って勝つ方法だってある。矜持など犬に食わせて実を取れ。俺には……それができるだけの知性がある、街場の知性、ストリートワイズが!

 

そんなわけで、冒頭でリンクした4Gamer.netの記事でも紹介されている『Leap Year』をプレイしている(Steamのスプリングセールで少し安くなっていた)。うーんこれは俺にもちょうどよくわかるぞ! とりあえず今のところは。そしてこれがクリアできた暁には、以前から積んでいる『Outer Wilds』や『Tunic』や『Öoo』にもチャレンジしてみよう。ちなみに『The Witness』は数年前話題になったときにプレイして、早々に挫折している。あの最初の広場のあたりの、たぶんみんなが一番最初に「おーっ」と思うであろうところ、あの道のね、あの上に登って振り返って、あれの、あの、あそこんところで「おーっ」と思って、そして同時に、これはこれ以上、俺が自分の力で解くのは無理だな、ということを理解し、スッと身を引いたのだった。そういうこともある。いたずらにみじめになったりなどせず、これは俺には無理だなという諦めの境地に瞬時に遷移する、それによって己の精神のもっとも柔らかな部分を守る、そういう身のこなし、護身がうまくできる、そういうときもあるのだった。ストリートワイズ!

久々

なんかぼんやりしているうちに、前回更新から半年、いや九ヶ月ほど過ぎてしまった。更新頻度が高いとはいえないこのBlogだが、それでもこれだけの期間更新しなかったのは初めてだ。

なんで更新しなかったのかといえばそれは「なんとなく」以外に言いようがなく、仕事が特別忙しかったわけでも、私生活で何かあったわけでも、体調を崩していたわけでもない。これ書き残しておこうと思ったことがいくつかあったのだけど、書きかけのまま溜めていた。そういうのはそのうちしれっと過去の日付で更新するかもしれない(そういうことしても誰にも気づかれないのだが)。

まあ「なんとなく」Blogを更新しないかわりと言ってはなんだが、そのぶんゲームをプレイする時間のほうを増やしたので、わりとゲームができた。昨年6月の更新以降での個人的なゲームプレイ状況については、砂さんのPodcast「ゲーム薄暗ポッドキャスト」にゲストで招いてもらったときにだいたい語ってるので、まだお聴きになっていない方はぜひ聴いてほしい。なんと3時間もある。俺は2回聴いた。

 

#125 【ゲスト: MSRkbさん】2025年のゲームおじさん達で薄暗 - ゲーム薄暗ポッドキャスト | Podcast on Spotify

 

これ、去年の11/25の配信で、Blueskyとかmixi 2とかMastodonとかXとか、とりあえずアカウントを持っているSNSではインフォメーションをしていたのだけど、Blogのほうではこんなに遅れての連絡となってしまった。すみません。SNSは主にBlueskyに書き込むことが多いんだけど、他のプラットフォームのアカウント、その他のところで何かやってるところについてはlit.linkにぼちぼちまとめているので、そちらを見てください。

⇒各種SNS連絡先 https://lit.link/msrkb

 

あと、noteのほうで過去記事の再放送/バックアップ的なことを始めました。こちらのBlog「ゲームへたおじさんドットコム」、そしてゲーム以外の雑多Blogとして使っている(けどもともとはゲームBlogとして始めた)「NGM+その他の欲望」、どちらも無駄に長く(このBlogは12年、「NGM+その他の欲望」は23年!)やっていて昔の記事を消したりもしていないんだけど、さすがに過去記事掘ったりする人もいないだろうってことで、敢えて自分でチョイスした記事を転載していこうという感じのやつです。気が向いたときにやっていく。

とりあえず、2003年くらいから(毎年ではないが)行っている東京ゲームショウ(TGS)のレポートは、これだけ時間が経っているとそれなりの資料的価値も出るんじゃないかという気がしているので、そのうちnoteにまとめて転載するつもりです。

note.com

 

とりあえずそんなところかなー。今年に入ってからのゲームの近況としては、年末年始は『BALL x PIT』を楽しく遊んでいた。が、終盤まで進めたところで急にやる気がなくなって、まあ俺的にはここまででもう充分ってことかなと判断してプレイ終了となっている。

あと、前述の「ゲーム薄暗ポッドキャスト」ゲスト出演回の最後あたりで触れているファミコン版『ドラゴンクエスト』をクリアしたので、先日から『ドラゴンクエストⅡ 悪霊の神々』をプレイしている。改めて続けざまにプレイすると、1の発売のたった八ヶ月後にこれほどまでにパワーアップした続編が出たら、それはリアルタイムで体験した小学生は気が狂ってしまうよ、というのが実感できてよかった(当時小学生だった自分は、ドラクエ2は友人の家でほぼ全編を一緒にプレイし、その後に自分でドラクエ3をプレイして、ドラクエ1はさらにその後に友人から借りてプレイした、という変な順番だったので、ここらへんの感覚は自分自身ではわかっていなかった)。ファミコン版の2をクリアしたら、次は昨年のうちに買って積んでいるHD-2Dリメイクの『ドラゴンクエストI&II』をプレイするのだ。というかこれをやるためにファミコン版を再プレイしている。

それと並行するように『Clair Obscur: Expedition 33』もプレイ中だ。JRPGや日本のマンガからの影響を自他共に認めている作品だが、実際にプレイしてみるとやはり物語の語り口にフランスの作品らしい独特の流れがあって面白い。

あとはSwitch 2 を買ったりとか、そういう感じです。今年はもうちょっと細かくプレイ日記的な更新を心がけたい(前も書いたような気がするが)。まあそんなわけで。また次回。

 

ドラゴンクエストI&II - Switch

ドラゴンクエストI&II - Switch

  • スクウェア・エニックス(SQUARE ENIX)
Amazon

リンフォン=R-TYPE Ⅲ説

備忘録的に本当にどうでもいい話をする。

前から思っていることだが、2chオカ板発のネット怪談「リンフォン」のクライマックスで出てくる「凝縮された極小サイズの地獄」ってワード、なんかR-TYPEシリーズの世界観設定を思い起こさせるんだよね。具体的には『R-TYPE Ⅲ』の取説の文章っぽいテイストがある。イントロダクションとか、巻末のバイドの由来のところとか。元投稿の前段で投稿者はレトロゲーム好きだと自己紹介しているので、なんらか意識してたんじゃないかと邪推している。

本当にどうでもいい話だ。

dic.pixiv.net

note.com

archive.org

 

 

それはそれとして、『R-TYPE Ⅲ』の取説は各ページの章題からしてノリノリで、書き手の才気の迸りを感じる。「人類、NO FUTURE!」とかストーリー紹介ページの章題としてなかなか出てこないよ。そういえばゲーモクさんもここらへんのこと褒めてたっけな確か。

 

それで連想的に思い出したが、00年代初頭あたりの代々木アニメーション学院の新聞広告にもR-TYPE Ⅲ取説味(あーるたいぷ・すりー・とりせつ・み)を少し感じたな。

 

パイロットとして超マシーンなヒューマン・クリエイターが機体に直結されている
(軍は否定している)

 

本当にどうでもいい話だった。

 

 

⇒各種SNS連絡先 https://lit.link/msrkb

まったくわからないゲーム

それなりに長いことビデオゲームを趣味としていて、まあそれなりにビデオゲームとその周辺の情報には詳しいつもりでいるのだけれど、先日SNSに流れてきた4gamer.netの記事ヘッドラインの内容がまったく1ミリもわからないワードばかりでちょっと驚いたことがあった。こんな内容だ。

CARATの皆さん,「ぱじゅないす」中? セブチ公式ゲーム「パズルSEVENTEEN」遊び方&推しポイントまるっとレポート!

あのシーンにニヤリ……! セブチネタと一緒に,パズチがもっと楽しくなるヒントまとめ

え、何?……何? 一行目の最初の単語からまったくわからん。なんだろう、バーチャルストリーマー界隈で急に流行りはじめた理不尽ゲームとか? でもヘッドラインに埋め込まれた画像は『キャンディクラッシュサーガ』系のカジュアルなマッチ3パズルゲームみたいだし……なんなんだ。

Blueskyの4gamer.net公式アカウントのpostより。

最初に書いたが、それなりに長いことビデオゲームを趣味としているので、ゲーム系のWebメディアであればヘッドラインだけでだいたいどんな記事か、何のゲームについて触れているのかは想像できる。だがこれはまったくわからなかったので、ちょっと混乱しつつ実際の記事を読みに行ったのだった。

 

www.4gamer.net

 韓国の13人組ボーイグループ「SEVENTEEN」(愛称,セブチ)の公式ゲーム「パズルSEVENTEEN」(iOS / Android)が,2025年4月1日より配信中だ。本作は,メンバーや制作陣の「CARAT(SEVENTEENファンの愛称)に喜んでほしい」という想いから制作されている。ゲームとしての面白さだけでなく,ファンだからこそ楽しめる仕掛けも詰め込まれている。

 本記事では,ゲームに登場する“セブチネタ”の紹介に加えて,初心者向けのプレイ情報やパズル攻略のヒントを中心にお届けする。

 

な、なるほどー。記事冒頭を読めば一発で理解できるわけだが、ヘッドラインの情報だけだと、件のボーイズグループを知らない・そしてそれなりにゲームに詳しいつもりの人間には、まるでこの世界ではない別のマルチバースで流行っているゲームのニュースに触れたかのような感覚があって、ちょっと面白かったのだった。

というかこれは俺の驕りだよね。この世界にはまだまだ俺のまったく知らない、わからないゲームが大量に存在するのだ。

 

The Children of Clay

Steamで無料配信されている『The Children of Clay』をプレイしてみた。

 

 

先月に友人から薦められ、ネットでもちょっと話題になっていたのでダウンロードだけしといたのだが、その時点では英語のみ対応ということで後回しになっていた(それほど長文テキストもないし、難しい英語でもないから大丈夫だよという話ではあったが)。それがつい先日、4/18のアップデートで日本語化されたということで、じゃあやるかと相成ったわけだ。

本作は30分程度で終わる超短篇のポイント&クリック型ホラーアドベンチャーゲームだ。こぢんまりとしていて、でもちゃんと怖い。なにより雰囲気が良い。

プレイヤーは考古学者で、とある遺跡で発掘された土人形を調査していくわけだが……その様子がこれ。

 

 

このビジュアル一発でもう本作の成功は決まったという感じだが、とにかくこの人形遺物の存在感が良い。実際に粘土で作ったものを写真撮影して取り込んでいるのもあって、なんとも言えない「厭さ」が漂っている。調査の過程でこの人形をクルクル回転させて側面や後ろ側を調べるのだが、そこらへんはストップモーションアニメの要領で作られているので、なんか妙に「ヌルッ」と動くのも気味が悪い。

いろいろなことをしてこの人形を調べていくうちに、まあやっぱり厭なことになっていくわけだ。本作の原型となる作品は2024年の "cosmic horrors jam 3" なるゲームジャムで開発されたものだということで、クトゥルフ的なものが好きな人にはとても刺さる感じのホラー作品だと思う。あとは諸星大二郎が好きな人にもおすすめ。

 

無料配付のゲームだが、有料DLC(ちょっとしたメイキング資料)を購入して支援とした。

 

store.steampowered.com