ゲームへたおじさんドットコム

いい年した男のゲーム日記とメモと寄る辺のなさ。ゲームへたおじさん、またはMSRkbと名乗っています。

勝てるゲームは良いゲーム

さて、正月休みからこっち、最も時間をかけてプレイしているのは『Call of Duty: Modern Warfare』だ。リブート版モダン・ウォーフェアだね。

なんだかんだでCoDシリーズはほぼ毎年のように新作を買っているが、今回のCoDはマルチのβテストが今ひとつピンと来なかったので、まあとりあえず挑戦的な試みをしているというシングルキャンペーンだけそのうちプレイしよう、くらいの気分だった。まあ後回しでいいやくらいの。が、PS Storeのホリデーセールで30%オフ(だったかな?)くらいでラインナップされてて、いつもならCoDの新作がセールに並ぶのはもう少し時間が経ってからで値引率も控えめだったりするので珍しいなと、いそいそと購入したのだった。

で、正月休み中にシングルキャンペーンだけサクッと終わらせた。うーん、まあ、確かに挑戦的なところはあるんだけどね……だけどなあ……今ひとつふたつかなあ……というのが正直なところ。クリアした直後のTweetを引用するなら

 

 

という感じだ。この後にPS4版のCoD4: Modern Warfare Remastered*1をプレイし直したんだけど、やはり「やろうとしていること」と「そこから逆算された演出」の融合という意味ではリブート版MWはオリジナル版には遠く及ばない。

今回のリブート版で最も残念だった点ははっきりしている。プレイヤーは一人称視点で「現代の対テロ戦争や紛争の冷徹な現実」というような物語やシチュエーションを体験するわけだが、各ミッション間のブリッジには、特になんの工夫もなく三人称視点のカットシーンが入る。CoDシリーズはミッションごとに複数のプレイヤーキャラの視点になってプレイするのが定番としてあり*2、このリブート版でもそれに倣っているのだが、ミッションのゴール地点に辿り着くと一人称視点からスーッと三人称になってストーリーが進行したりするのだ。いわゆる「ムービー」として。

CoD4: MWが何よりも素晴らしかった点は、物語上のすべてのイベントが一人称視点で目撃される、ということだ。プレイヤーは様々な人物の視点で苛烈な戦闘を目撃=体験し、圧倒的な戦力差で敵を一方的に蹂躙することもあれば、逃れ得ぬ死の光景を見なければいけないこともある。特に「逃れ得ぬ死」の経験は繰り返され、どちらもプレイヤーにショックと無力感を刻みつける。だからこそ、クライマックスでそれがまた繰り返されるのかと思わせてからのラストショットに圧倒的なカタルシスが訪れるのだ。

細部のディテールはともかく「ストーリー」としてはかなりリアリティを欠いたCoD4: MWだが、冒頭からラストまでプレイヤーの操作する人物は(そのミッション中は)一人称視点である、というのが徹底されているため、プレイ中にそのようなリアリティの欠如が気になることはない。プレイヤーはゲーム中、さまざまな視点人物を渡り歩くことになるが、それぞれの見た風景を「自分事」として経験していくことになる。ストーリーを駆動するイベントはすべて一人称で目撃され、その裏に隠された各勢力の思惑や大状況はミッション間のブリーフィングとして素っ気ないグリッドとワイヤーフレームのインフォメーションで解説される。

リブート版MWでもそのような要素はあるのだが、前述のとおりそれが徹底されてはおらず、なんかこう「映画的」*3カットシーンが挿入されたりするので、どんなショッキングでシリアスなイベントを目撃=体験しても、結局のところ途中で「他人事」になってしまうのだ。そこがもったいない。

ゲーム中、何度かプレイヤー自身の倫理観を問われるような「選択」の場面があるのだが、「自分事」としての強度が今ひとつ足りないため、まあどっちでもいいかなーという気分になったのが正直なところ。あとねー、ラストミッションが盛り上がりに欠けることおびただしい。あそこからもう一押しあるものだとばかり思っていたら終わったしまったのでびっくりした。

 

と、シングルキャンペーンは今ひとつふたつという感じだったので、1回クリアしてこれでもう終わりでいいかなーとか思っていたのだが、一応念のためマルチも少し触っとくかーとやってみたら、思いのほか楽しかったので今はずっとこればかりやってる。βのときはピンと来なかったのに。いや、楽しいというか、けっこう勝ててるんだよね。勝てるゲームは良いゲームなので、俺にとってCoD: MWはシリーズ最高傑作になったのだった。とりあえずマルチについては。

 

【PS4】コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア

*1:正式なタイトルは『Call of Duty: Modern Warfare Remastered』で「4」が入らない。紛らわしいわ!

*2:最近作では必ずしもそのとおりではないが、とりあえずMWシリーズではそこは一貫している。

*3:映画というか一昔前のゲームの「ムービー」風

ゲーム充

あいかわらずBlogは飛び飛びになってしまうな。まあ適当にやっていこう。

とはいえ前回(2019年の10月)以降は、わりとゲームが充実している。俺のゲームライフが。俺の。ライフ。人生。が。充実……充実野菜……。

 

昨年初頭に、思い立って俺の主要な趣味であるところの読書・映画鑑賞・ゲームの3ジャンルについて、月ごとのKPIを設定することにした。Key Performance Indicator、つまり重要業績評価指標……ふふっ、KPIだってよ。いっぱしのビジネスパーソン気取りかよ。次世代リーダー気取りか。四十路にもなって、中身は27歳くらいの感覚のまま止まっている限界中年男性のクセによお、お偉くなったもんですな。まあつまり、1ヶ月に●冊、●本、●時間プレイ……みたいな感じの目標を設定したというわけだ。KPIっていうか、別に普通だよね。KPI言いたかっただけなんちゃうか。そのとおりだ。KPI言いたかっただけなんだ。あとイシューとかKSFとかバリューチェーンとかクリシンとか腹落ちとか言いたい。し、たまに言う。言うときがあればそりゃ言いますよ。

そんで振り返ってみると、やっぱ毎月この3ジャンルのKPIをすべて満たすのは、まあちょっと難しいなあというのがあって、昨年前半は特にゲームのほうのKPIは全然未達という感じだったんですが、11月以降はちょっと他のは少し切り捨てて、ゲームに集中したわけです。もういい年なので、何かを得るためには何かを切り捨てなければならなくなってしまった。なにせ時間が限られている。そうやって取捨選択を、別に趣味に限らずすべての物事に対して取捨選択をしていかざるを得ない、それが年を取るということなのだなあと、そういうことを毎日考えている。そういうことを毎日考えているうちに20分くらい経ってしまって、ああこの20分、そういうことを考えずに別のことをやっていれば……とか思ってしまうのだが、そこでまた5分くらい消費している。計25分。俺は一日のうち、自分の自由時間でちょいちょいこの25分を空費しているのだということにやっと気づいた……のがKPIを設定しての収穫といえばそうかなあ、と。25分空費する前に、どうでもいい雑思考に囚われる前に、とりあえずゲームを起動するとか、本を読み始めるとか、溜まった録画を再生するとかすればいいわけだ。やっとそれに気づいたので、なるべく意識的にそうやっていこうとしている。

まあそんなことはどうでもいい、俺以外の人にとってはどうでもいいことなんだが、ここは基本的に俺自身のために書いているので俺にとってはどうでもよくはない大切な気づきなのだ……気づきに感謝……圧倒的成長……最高の仲間たちとの出会い……は特にないけど……感謝……。

 

というわけで最近やったやつとか今プレイしているやつとかのメモ。

 

デス・ストランディング

というところから始まって、しかしその後なんとものんびりした、でもどこかうら寂しい、人恋しくなるような「ゲーム」が始まり、それはいわゆる「お使い」なんだけど、それが妙に面白い……という、実に説明するのが難しいゲーム。ウォーキングシミュレーターをAAAタイトル的なルックで再構築したインディーゲーム……的な感触を抱きながら、ちまちまと進めている。でもそろそろクリアしたいかな。

 

The Messenger

おもしろーい。気が利いてるー。というのがレベルデザイン/難度上昇曲線から会話テキストにいたるまで隅々まだ行き届いた感じでとても良い。今折り返し地点近くというところなのかな。だがなかなか倒せなくて何度もリトライしていたボスを、「ちょっとやらせろ」とコントローラを奪った妻に2回か3回くらいのリトライであっさりクリアされたのは驚いた。何に驚いたって俺のゲームのへたさ加減にだが。

 

ライアン・マークス リベンジミッション

ロンドン暗黒街のドンを父に持つイギリス陸軍SAS所属の主人公。父の訃報を受け任地から故郷へ戻ってみると、ライバル組織のボスがこの機に乗じてファミリーを乗っ取ろうと画策してて……というストーリー。リベンジ言うからてっきりライバルボスの計略で父が殺されて他の家族も皆殺しに……という感じかと思ったらそこまでではない。肝っ玉母さんとお調子者の兄貴と跳ねっ返りの妹とともにわりと楽しげな雰囲気でライバル組織を壊滅させようと奮戦するようなノリだった。なかなか楽しいんだがPS VRでのプレイとなるとやはり週末じゃないと遊べないのでちょっと止まってる。

 

その他もいろいろ、並行してやってるのがあるんだが、あまり並行させるとみんな中途半端になるからいけないね。また後でメモしよう。

 

【PS4】DEATH STRANDING

【PS4】ライアン・マークス リベンジミッション(VR専用)

『CALL OF DUTY MOBILE』とApp Storeレビューの変なブーム

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CALL OF DUTY MOBILE』をちょっとプレイ。スマホのF2P FPSに翻訳されたいつものCoDという感じで、昔の言葉で言うところのファミコナイズ、まあスマホナイズといったところか。

iOSアップデートでPS4とかXboxのコントローラーが使えるんでしょ? と思ったら今のところ対応してなくてタッチスクリーンでの簡易的なエイム&オート射撃オンリーでかなり緩い(どうも、最初は対応していたらしいが途中で削除されてしまったようだ)。低ランク帯の対戦はみんな動きがぎこちなくて、00年代半ばの韓国製FPSの初心者部屋のようなわちゃわちゃした空気感だ。これはこれで、まあ楽しいといえば楽しい。

 

ところで、ゲーム本編には関係ないが、App Storeのレビューにはいろんなアーティストの曲の歌詞が投稿されてる。それも大量に。先日の『マリオカートツアー』のときにも見られたキッズたちの悪ふざけらしいんだが、どういう文脈なのかわからなくて不思議。いや、悪ふざけなんだから文脈などないのか。

昔のぱどタウンの外部画像直リン文化みたいに、なんか別の場所に文脈があってそことの繋がりの一部だけが他の文化圏に観測されている、ってやつだったら面白いんだけどなー、と思いました。

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スパークジョイなき空間の隅っこで

ゲーム関係のいろいろを片付ける、という作業を細々と続けている。主にレトロゲーム関係だ。手放すにせよしまっておくにせよ、とにかく今は部屋の中にごちゃごちゃと散らばっているので、まずはそれを整理しなければならない、というのが現在の状況。

で、以前レトロフリークにROMを取り込んでおいてた『ファイアーエムブレム 紋章の謎』を、起動チェックくらいのつもりで何の気なしに始めたら、なんか異様に面白くてずっとやってた。

高1? かそこらくらいに中古で買って、難しい&面倒くさくなってごく序盤で投げ出して以来なんだが、今になってやっと面白味がわかった気がする。レトロフリークのステートセーブを使うことで、途中から再開できるので「死んだからやり直し」というのにほとんどストレスを感じなくなった。

まあ、このゲームの面白味も何も、それにステートセーブでやっと気づけたとかそういうことも含めて「何を今更」というような、ごく普通のゲーム好きであればとうの昔に通り過ぎたことではあろうが、俺はねー、しょうがないんだ、もう、ゲームに関しては、もうそういう感じなんだ、うまく身体を動かせないんだよ、呂律も回らない、いつの頃からか、いつのまにか、気が付いたらそうなっていたんだよ。ゲームへたおじいさんだよ。たーすけてえー!(左卜全

 

……と思ってたら、レトロフリークが熱暴走の末に壊れてしまった……何もうまくいかないね。とりあえず修理に出そう。だが今やりたいこの気持ちが消えないうちにWii Uバーチャルコンソールとかで買うかとか思ったが、手元にあるわけだしなあ。なんならSFC本体とブラウン管TVもあるわけだし。というかそういうのを整理して片付けようと思ってやってるんだから、ここでまたモノを増やしてもしょうがないのだ。

いや実際のところ、New 2DS LLを買ってSFCバーチャルコンソールでFF VとかクロノトリガーとかそこらへんのRPGをたくさん入れて、それを持ち歩いてスキマ時間でちくちくプレイする、というのをやろうかなーやりたいなーとしばらく前から思っていたりする。俺は旧3DSしか持ってないからSFCバーチャルコンソールはできないんだよね。なんかAmazonで1万円切ってるんだが、売ってるのがAmazonではない業者なのでこれ大丈夫なのかなと心配なんだが、けっこう長いことこれくらいの値段なんだよね。いやだから、今から2DS買うとか、そうやってモノを増やすのはもうやめにしようと、そういう話じゃないか。なぜ買おうとする。買ったところで、ろくにやれないのに。

 

こないだ実家に帰省したとき、ああ、もう両親もだいぶ老いたなと、ひしひしと感じたのだ。母親は数年前から「そろそろ片付けておかないと」と言って家の中のものを整理したり捨てたりしている。屋根裏の納戸には祖父・祖母の代からの雑多なものがけっこう仕舞いこまれてそのまんまになっていたが、それらもすっかり綺麗に片付いていた。実家は、それなりに整理が行き届いた家だ。俺もかつてはそうだった。だがいつの間にか、社会人になってある程度自由にモノを増やせるだけの余裕が出てきた頃から、なんだかおかしくなってしまったのだ。

俺もそろそろ片付け始めないといけないのだ。

テリーのメタルプレートキャップ

 

スマブラテリー・ボガード参戦で話題になってるこの機に識者に聞きたい。大張正己アニメ版*1 テリーのキャップ(前面にメタルプレートが貼ってあるデザインのやつ)、あれ90年代前半くらいに、コスプレグッズとしてではなく普通のファッションアイテムとしてお店に並んでいた気がするんだけど、あれはどういう文脈のものなんでしょうか? スケーター系? ヒップホップ系

……と言ってもどこのどういう店で見たのかは曖昧なので(確実なのは東京ではなく地方の店)、実は本当にキャラグッズの類だったのかもしれないけど。でも、なんか赤だけじゃなく黒とかネイビーとかカラバリありで並んでいるとこ見た気がするんだよなあ。

そう、お店のタイプとしてはそういった感じのところだったはず……あるいは、修学旅行で大阪行ったときに覗いたアメリカ村とかそういうの……なんかそういうところで見た気がするんだけど……あのー、マルコムXのXキャップが流行ったときがあったじゃないですか。あのときの記憶と隣接している感じなんだよな……俺の何か勘違いとか幻かな……うーん。

*1:92年放映『バトルファイターズ 餓狼伝説』、93年放映『バトルファイターズ 餓狼伝説2

紀元:變異(Anno Mutationem)

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SIEの中国クリエイター支援プログラム「China Hero Project」。懐かしの「ゲームやろうぜ!」の中国市場版という感じなのかなと思うが、先日のChina Joy 2019合わせで発表された最新映像を見るとワールドワイドでの勝負を目指したかなり本気の試みのようだ。

その映像の中で気になったのが『紀元:變異(Anno Mutationem)』。昨年の時点でアナウンスされていたタイトルということだけど、アンテナ低いもんで今回初めて知りました。

ドットアートと3Dを融合してサイバーパンク……というと、2年ほど前に発表された『The Last Night』(PC/Xbox One)を思い出すが、あっちよりもジャパニメーション寄り、というか士郎正宗風味が強くて、日本ではこっちのほうがウケそうな気がする。『The Last Night』と『紀元:變異(Anno Mutationem)』、どっちのが早く出るだろうね。

 

ところで冒頭のトレーラーは前述のとおりChina Joy合わせでこの8月に発表されたものだが、3月頃にもChina Hero Projectのイベントがあってそっちでは別のトレーラーが発表されてた。8月のトレーラーとはちょっと雰囲気が違うが、それより気になったのはこれ、SCPネタなの? なんか『CONTROL』もSCPっぽい要素が入ってるらしいし、いろいろ続くのかね。

youtu.be

誰もクリアできない

数年前に聞いた話。

 

あるゲーム会社が、解散した別のゲーム会社の過去作品版権をまとめて引き継ぎ、現行プラットフォームでのオールドハード用ゲーム配信サービスでリリースを始めた。まあつまり、バーチャルコンソールとかゲームアーカイブスみたいなやつです。

当然、配信するにあたって新たにデバッグを行い、現行ハードでちゃんと動くかどうかを確かめるわけだが、あるゲームで問題が発生する。あまりにも難しくて、腕っこきのテスターたちが一週間かかっても一度もクリアできないというのだ。

エミュレータの不具合で元々の挙動がちゃんと再現できずおかしくなっている可能性もあるので、元のハードでオリジナル版を起動させてのテストもしたが、そちらも同様だった。

残念ながらそれほど売れたタイトルではないため、ネットで探っても発売当時にクリアしたという書き込みが見つからない。クリアできないのはいわゆる「ストーリーモード」なのだが、このゲームは対人戦に重きを置くタイプのジャンルで、1人用のストーリーモードはどちらかというとサブ的な扱いである。それも関係して、ぜんぜんクリアできなくても特に気にされなかったのかもしれない。

いずれにせよ、このままでは最終面クリア後の挙動に問題がないかを確認できない。解散した会社で過去に開発に携わった人を探して聞いてみると、オリジナル版開発当時はデバッグモードでクリアして確認しただけだとのことだった。つまり、解散した会社では、誰も(テスターのみならず開発者でさえも)自力でクリアしていなかったのだ。

結局、版権を引き継いだ会社では、通常のプレイによるクリア後の挙動を確認できない以上、(元が他社制作のタイトルということもあり)品質保証はできないということで、そのゲームの配信は取りやめになったという。もっと時間をかければクリアできるテスターもいたのかもしれないが、そもそも大きな売上が見込めるプロジェクトではないため、これ以上コストをかけてチェックしても無駄だとの判断だった。

 

BlogだったかTwitterだったか忘れたけど、俺は以前どこかで「市場に出回った数が少なくて開発者とテスター以外にクリアした人がこの地球上にいないゲームもあるんだろうなあ」というようなことを書いた。が、もしかしたらこのゲームは、開発者もテスターも購入したユーザーもクリアしたことがない、正真正銘の「誰もクリアしたことがないゲーム」だったのかもしれない。なんか浪漫を感じるね。

携帯するゲームとおじさん

四十路に入ってからはやはり自分の働き方について考えることが多い。そしてやっと気づいたこと、自分を偽らずに真正面から己に問い直し、ようやく腹落ちしたことがある。俺は、働くのが、嫌いだ……いや、憎んでいると言ってしまってもいい……俺は労働に向いていない人間なのだ……好きなのは働くことではなく、金、だったのだ……ということである。さらに正直に言うなら、金よりも食べることや睡眠のほうが好きなのだ。なんということだろう。四十何年生きてきて、答えはこんなにも近くにあったなんて……。

 

というわけで自分の内面との対話の末、最近はそんなに残業もせず、できなかったことはすべて先送りにしてとっとと帰るようにしている。だがそれでも、家に帰り着くとなんだか疲れて、据置ゲーム機に電源を入れる気力が湧かないことが多いんだよね。こりゃいかんということで、昼休みや電車の中で遊べるように携帯ゲーム機に回帰すべきだと常に鞄に忍ばせてはいるんだけど、なんかこれも結局電源を入れる気力がもう一つ湧かなかったりする。

で、なにやってるかというと、ここしばらくはスマホ版『風来のシレン』をずっとやってる。SFC版一作目をアレンジ移植したDS版、のさらにスマホ移植だね。配信直後はUIがスマホ用にこなれてなくて誤操作することが多く、ゲームの性格上その点についての批判が多くてレビュー平均点も低かったけど、配信一ヶ月後? くらいから大きな改善をしていて、かなりスマホで遊ぶのに最適化されてきた。スキマ時間にサクッと遊べて良い。現在はメインシナリオをクリアして魔蝕虫の道を攻略するために武器と盾を強化してるとこだけど、ここらへんの細かな繰り返し作業がつづくプレイの局面には、スキマ時間にサッと取り出せるスマホにとても向いている。

「作業」を繰り返してゲーム内の数値を増やしていくことのチマチマした楽しみ、というのが、ある種のゲームには存在するが、そういったゲームに一番向くのはやはりスマホなんだろうなと思う。日常使いするアプリ群の中のひとつとして、あくまで他のアプリと並行に、ちょっと気が向いたらちゃちゃっといじってまた別のアプリに切り替える、「ゲーム」ではなく「アプリ」としてのビデオゲーム、ハレとケで言えばケの「ゲーム」。

 

ソシャゲバブル以降、スマホの運営型ゲームアプリがその手のケのゲームになったかと思ったけど、あれは結局、運営して継続的に利益を出していかねばならない性質上、アプリとして日常に溶け込みつつもゲーム内の表現としては間断なく祝祭(=イベント)を繰り返していかざるを得ず、その落差に疲れを感じて離脱することが俺個人としては多かった。今また、運営型ではない買い切りゲームアプリへの回帰の機運が密かに高まっている気が、俺はする。いや、もちろん今までのやり方では、「買い切り」では、商売として難しい。だがもうすぐ来るだろうゲームのサブスクリプションサービスの時代になったとき、こっちの道はまた違った姿で立ち現れるのではないだろうか。そんなことをぼんやり考えつつ、いかにして労働の量を減らしていくかに思いを巡らせる日々であった。

いろいろなことをすぐに忘れてしまう

モノが増えすぎてヤバいし遊ぶ時間もないので、もう中古ショップでゲームを買うのやめて久しいんだけど、金曜夜にふらっと入ったブックオフで急に興が乗って買ってしまった。今DSとPSPのソフトは箱説付きでもワンコイン以下で買えるんだな。

 

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というようなことをTwitterに書いたのが5月半ばくらい。それから2ヶ月弱、ここで写真に写っているもののうち、開封して起動したのはPSP版FF1だけ……で、つい昨日の夜にこの日以来ぶりでブックオフに寄ってまた棚を見ていて、うわーPSP版のダンガンロンパ安いんだなーワンコイン以下で買える、気になってはいたもののずっと遊ばずに来てしまったからそろそろやるかな、とレジに持っていきかけて、そういえばとiPhoneの写真フォルダを見て上掲の写真を発見、そこにしっかりダンガンロンパが映っていたので思わず笑ってしまった。買ってるの忘れていた。5月のときも「ダンガンロンパがワンコイン以下で買えるのかー」と思ったところから興が乗ったのだった。いろいろなことをすぐに忘れてしまう。Blogの書き方も忘れてしまった。こないだ42歳になった。いろいろなことを忘れてしまう。

BのセンSHT

ソニックウィングス2』に続き、アケアカNEOGEOで『ストライカーズ1945PLUS』。金曜の深夜にまったりやるにはこれくらいがいい。NEOGEOのシューティングって、誤解を恐れずに言うなら添え物というか、Bのセンといった感じで、気楽に遊べる。

実在する戦闘機を模したデザインの機体が奇妙奇天烈な変形をしたりフィクショナルな弾幕を張るのって90年代STGのフォーマットのひとつだったけど、思い返すと不思議な潮流だった。なんだったんだろうなあれ。

架空戦記とか、なんかこう80年代末から90年代前半の、あの頃のOVAとかおたく第2世代の描くマンガの一部に通じる空気感、ガチかつ昭和軽薄体的なんちゃってのミリタリー趣味、に通じる想像力があったと思う。