昨年11月のニュース。
ジョイパックレジャーは、東京都新宿区歌舞伎町にある大型ゲームセンター「新宿プレイランドカーニバル」を、11月29日の営業をもって閉店すると発表した。
「新宿プレイランドカーニバル」は、1985年開店の、TVゲーム約160台、大型・プライズゲーム約120台、メダル席数約100席という新宿歌舞伎町最大の機種数を誇る大型ゲームセンター。セガの「龍が如く」シリーズにも登場するなど、歌舞伎町のゲームセンターの代表格として知られた。公式Twitterによると、閉店理由は、新型コロナウイルスの影響だとしている。
昨年はコロナ禍でとにかくゲームセンターにとっては受難の年で、このニュースの前にも有名店の閉店の報が相次いでいたが、個人的にはこれが一番象徴的だった。1996年に上京した俺にとってあの頃の旧コマ劇場前というのは「東京」のアイコニックな風景として記憶に刻み込まれていて、近年の再開発ですっかり様変わりしてしまったが、最後に残ったプレイランドカーニバルの閉店でもう完全に時代が変わったのだな、という思いが強まった。
で、跡地はしばらくは空いたままだったのだが今年の11月13日に「ゲームパニック新宿歌舞伎町店」が居抜きでオープンしていた。俺はそのニュースを知らず、開店の数日後にTOHOシネマズ 新宿へ行った折りに新しいゲームセンターができててちょっと驚いたのだった。
ちょうどその時期、トー横キッズ界隈がいろいろきな臭さを増している時期で警官も多かったのが関係しているのか*1、20時頃の店内は異様に閑散としていた。一階は全面UFOキャッチャーとプリクラ、2階は音ゲー中心の構成。コロナ禍のご時世を反映してか通路スペースを広く取っていたのが印象に残った(もちろん全席禁煙)。
ただのメモなので特にオチはない。
*1:さらにその10日後くらいの2021年11月27日、歌舞伎町の雑居ビル屋上で未成年者を含む若者4人が中年男性を暴行し死亡させるという事件が発生したのだった。