ゲームへたおじさんドットコム

1977年生まれの文系社会人。どこのクラスにも10人はいたような男のゲーム日記とメモと寄る辺のなさ。

BOOTHで売ってるインディーゲーム

エビデンスというか具体例のあるような話ではぜんぜんない、あくまで俺の偏った観測範囲内をざっと見渡してのジャスト思いつきみたいな話なんだが。

かつての同人ゲームシーン/市場は非18禁オリジナルゲームはSteam、18禁オリジナル/二次創作系はDLsiteやFanza同人ソフトでの販売に大勢が移行したっぽいと思う。一時期盛り上がっていた、コミケ等大規模即売会の後に同人専門書店の独自流通でなかなかに凝ったパッケージ版を頒布(販売)するという流れはもうほとんどなく配信販売が中心となり、大規模即売会合わせでリリースするというのにもそれほどの拘りがなくなっているように見える(個人的には2012年のコミケから恒例だったえーでるわいすの「同人ゲームまとめ動画」の募集が2022年に終了したのが象徴的だった)。より「インディーゲーム」との垣根が薄れたというか。

で、そっちの流れとは別に「BOOTHで売ってるインディーゲーム」というシーンも今はあるんじゃないかという感触がある。コミケやコミティアでパッケージ頒布したものの通販/DL販売、あるいはそういう同人即売会とは無関係なインディー作品の販売チャネルとしてのBOOTH、みたいな感じで、SteamやDLsiteやFanzaとは毛色の違うものがあって、そしてそれらの文脈とは違うファンが着実に根付いているようにも見える。具体的には『陰キャラブコメ』あたりだが、ここまで人気があるタイトルでなくても、何か他の販売チャネルとは違う色があるように見えるんだよなあ。なんかこう、なんていうの、大枠では2次元オタク文化圏の作品ではあるけど文脈としてはそっちよりネット文化文脈のほうが強くて、作品テーマにメンタルヘルスが大なり小なり関わっていてかつ「ネタ」的な題材ではなく当事者の視点がある……ように見えるやつ。海外の個人制作テキストADV/ビジュアルノベルでも似たような傾向があると思うが、それの日本版みたいな感じの。

まあ以上は俺の雑な見立てなのでたぶん的外れなことを書いていると思うが、現時点での印象のメモとして残しておく。いずれにせよこの方面にはとんと疎い。どっか詳しい人がいろいろ語っているとこはないかね。