ゲームへたおじさんドットコム

1977年生まれの文系社会人。どこのクラスにも10人はいたような男のゲーム日記とメモと寄る辺のなさ。

MRゲームの夢

昨年の6月くらいに「そろそろMeta Quest 2」買うかーと思い立ったものの、むにゃむにゃしてるうちに値上げが発表されてシュンとなった話を前に書いた。まあ3が出たらまた考えるかなーと思ってたわけだが、先日(10/10)にとうとう発売となり、各メディアの詳細解説など読み、購入ユーザーの感想やレビュー動画をいろいろ見ている。

そんなわけで今度こそQuest 3を買うぞという機運が高まっているわけだ。で、先週末あたり、寝る前にTwitter見てたらQuest 3のカラーパススルーMR(Mixed Reality)動画が流れてきたので(Quest 3かぶったまま料理もできる! レシピ動画の再生も空中をタッチするだけだからいちいち手を拭く必要なくて快適! みたいなやつ*1)、ほーこりゃいよいよもってすごい、ついに実用的なMRデバイスがお手頃価格で家庭に入ってくるのか……と興奮して関連の動画を大量に見ていた。

それが原因なのか、MRのゲーム? みたいなものが夢に出てきた。

会社でMRゲームの試遊会が行われる。思春期の娘が父親に(かなり強めの)反抗的な態度を取る場面を体験できるというMRゲームだ。プレイヤーは「父親」役になり、暴れる娘を宥めたりすかしたり叱りつけたりするという、『積木くずし』シミュレーターみたいな感じの内容だ(古すぎて分からない人のほうが多い例え)。

「娘」はフォトリアルな、かつ芸能人的ではない、現実感・生活感のあるモデリングになっている。しかも生成AIでこちらの言葉や態度に応じた受け答えをする(その反応はすごく癇に障る思春期特有のあの感じだ)。

前の人のプレイを笑いながら見ていた俺は、いざ自分の番になってMRゴーグルを被ったとたんにその「娘」の圧倒的な実在感に飲み込まれてしまう。ゲームという感覚はすぐに消え、ただひたすら、コミュニケーションがひどく困難で不快な存在、しかし同時に親として保護せねばならない大切な愛おしい存在でもある「娘」となんとかして向き合おうという気持ちになる。

最終的に「娘」は唸り声をあげながら泣き出すのだが、俺が「君は泣いているのか? 怒っているのか? わかった怒ってるんだな! しかし何に?」と問うたところで試遊時間が終わる。虚脱感と焦燥感とほんの少しの達成感をMR空間に残してゴーグルを外すと、他部署のスタッフも含めてけっこうな人数が俺を取り囲み、含み笑いと共に拍手をする。俺は、いやどうも、と曖昧な笑みを浮かべて逃げるようにその場を離れる。

というところで目が覚めた。

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Meta Quest 3 128GB

積木くずし