ゲームへたおじさんドットコム

1977年生まれの文系社会人。どこのクラスにも10人はいたような男のゲーム日記とメモと寄る辺のなさ。

アラン・ウェイク

Steamのホリデーセールで買ったもの。これ、セールも終盤に差し掛かった頃に3ドル切る値段で売られてたもんだからなんか感覚が麻痺して思わず買ってしまったのだが、別にそんなにプレイしたいわけじゃなかったんだよな……まあ確かに、リリース当時はちょっと気になっていたんだけど、今更やるのはなあ、という。それで、実際プレイしてみるとやっぱり、今やるとどうにも、微妙な、中途半端な古くささがあって(オリジナルのXbox 360版リリースは2010年)、このね「4、5年くらい前のゲーム」ってのが一番、「今」プレイしてつらいものがあるんだよね。懐古で楽しめるほど古くはないし、今の最新のゲームにとても洗練された形で備わっているフィーチャー、プレイフィール、ナラティブ、グラフィックのクオリティ……なんかの「元」の要素、つまり今のゲームで当たり前の要素のまだ荒削りで手触りがよくないやつがそこかしこにあって、それが妙に気になってしまうのだな。

あと、ゲーム中の台詞はすべて日本語吹き替えになっているが、「幽霊的な存在なのか実体を持った存在なのかよくわからない不気味な敵」の喋る台詞が、なんていうかこう、“普通の人間がすごく怒っている" ってセンの芝居で、あー、このー、これは……と微妙な気分になった。いや、罵詈雑言を喚きながら襲いかかってくる人は怖いですけど、でもそれただの人ですよね……超自然的なビーイングには見えないですよね……という気分に。ゲームの吹き替えって難しいねー。