ゲームへたおじさんドットコム

1977年生まれの文系社会人。どこのクラスにも10人はいたような男のゲーム日記とメモと寄る辺のなさ。

2022年10月のゲームプレイ

わりと仕事忙しくなってきたのでBlog書いてる暇ないやーとかやってたらもう11月も後半戦になってしまった。コロナワクチン4回目接種済み。今回は発熱はそんなでもなかったけど、倦怠感がけっこう長く続いたなー。

というわけで遅ればせながら月まとめ。2022年10月にプレイしたゲーム、その周辺のことがら、あるいはプレイしなかったゲーム、等々のメモ。

 

スプラトゥーン3』

9月ほどではないが10月も引き続きチクチクやっている。バンカラマッチはぜんぜん勝てないのでほとんど諦めているが、レギュラーは曜日・時間帯によってはかなり勝てる。1作目のときもそうだったが、勝てる時間帯を探すのが俺にとって重要なのだという確信が強まった(ろくでもない)。まあでも、10月は主にヒーローモード(シングルプレイ)をやってた。最後の島のとこまで。

ゲーム本編よりも10月はNintendo Live 2022(10/8-9)で行われた「スプラトゥーン3 バンカライブ」のほうが印象深い。今作のMC/マスコットキャラクター「すりみ連合」の中ではフウカに人気が偏っている感があり、マンタローはまさにマスコットゆるキャラ的立ち位置なので措いとくとして、ウツホの人気が低い感じがした。前夜祭および第一回目のフェスでもウツホ陣営は他の陣営よりも選んだプレイヤーが少ないんだろうなあという結果になっているし。まあ確かに、黒ギャルというか(懐かしの)ヤマンバギャルがデザインモチーフのひとつでけっこうアクが強めだというのはある。

俺もフウカのほうがいいなーというか中学のクラスのヤンキー女子に必ずこういうルックスの美人がいたよなああいうのサイコーだったよな……という感じだったのだが、前述のバンカライブを見たら一気にウツホ派に転向した。フウカももちろん良かったが、ウツホがすごい良い……(良い……)動いてラップしてるところを見るとすごい良いよね……(良いよね……)かっこよ……(かっこよ……)という感じだ。カッコ内は自己の内面との対話を表現しています。まあ俺はヤンキー女も好きだが黒ギャルも好きなのだからこれは順当なのだった。スプラトゥーン3最高!

 

『AI: ソムニウムファイル』

10月下旬にクリア。総プレイ時間は27時間ほどだった。先月のまとめで書いたとおりいろいろ気になる点はあるものの、全体としてはかなり満足。特に最後のシナリオに入るあたりからの盛り上げ方、ツイストの利かせ方はさすがの手練れという感じだ。アドベンチャーパートの合間に挟まれる脱出ゲーム的な「ソムニウムパート」もプレイフィールのいいスパイスになっていた。なんだかんだでキャラクターへの愛着も湧いたので、間を開けずに続編のほうもプレイしたい。

最後に、本作をプレイしようというきっかけになったBlogエントリとPodcastを紹介しておく。

ビデオゲームとイリンクスのほとりの下記エントリはこのタイトルについていわゆる「オススメ」をしているわけではないのだが、プレイした多くの人が触れている本作の「人に勧めづらい部分」についてもう一歩踏み込んで批判的に言語化している。プレイ終了後に読み返してみて改めて概ね同意なのだが、同時に私自身としては、「人間描写のリアリティに無頓着」な物語……誤解を恐れずに言えば「ゲーム的な物語」(現代においてゲーム以外のメディアであればまず成立を許されないであろう「無頓着」さが辛うじて許容・受容されている物語ということだが)への懐かしさと、敢えて言えば(それを2019年のゲームで堂々展開することによる)ある種のヌケの良さを感じてしまったのは否定できない。それが制作者側の意図ではないにしてもだ。

Podcast そうじゃくのエンタメ部屋での下記の回は本作ではなく続編の『〜ニルヴァーナ イニシアチブ』を激賞する内容なのだが、そうじゃく氏のいつもはちょっと枯れた感じの語り口がこの回ではやけに熱が籠もっていたので、それじゃあという感じで一作目をプレイするに至ったのだった。

 

Call of Duty Modern Warfare II』

今年のCoD。まあやってないんだが。リブート版モダン・ウォーフェア前作はシナリオモードはまあまあという感じだったがマルチがたいへん自分の性に合って120時間ほどプレイしていたので、今作は買うつもりだったのだが出遅れてしまったな。スプラ3もまだやるし、このままだとマルチに人がいなくなった頃にシナリオモードの確認のためだけに買うとかそういう感じになりそうな気もひしひしとしている。

ところで、CoDといえばそれでも5年前くらいまでは毎年新作が出るたびにそこそこ話題になっていたと思うのだけど、もうぜんぜん話題にしている人を見かけなくなってしまったなあ。やはりPvPシューターのトレンドがバトロワ系に移って、というかそもそもPvPであればF2Pで人を集めてバトルパスやスキンでマネタイズ……というのが当たり前になりすぎてしまったので、パッケージ売りのAAAタイトルに付いてくるPvPモードというのはもう見向きもされなくなってしまった(というか00年代初頭の頃に巻き戻って「あくまで豪華なおまけモード」くらいにしか見られなくなってしまった)という感じかもしれない。

 

SILENT HILL Transmission Livestream 2022

 突然ライブストリームで発表されたサイレントヒルシリーズのリメイクやら新作やら映画版続編やらの大量の新発表。発表された新作の中ではAnnapurna Interactiveと『Observation』のNoCodeが制作するという『サイレントヒル Townfall』がたぶんインディー味の強い作品になるだろうなと予想されて興味深いが、何よりも驚いたのは竜騎士07がストーリーを担当して1960年代の日本を舞台にするという『サイレントヒルf』だ。いや嘘。本当に一番驚いたのは、今回のサイレントヒルプロジェクトの統括プロデューサーとして岡本基が登場したことだった。岡本氏は今コナミにいるのか……そしてサイレントヒル統括プロデューサーの地位に……いやあすごいなあ。なんか動画の途中で何人かの人が並んで登場して、その中心にしれっと立ってるのを見てびっくりしてしまった。とっさに頭に思い浮かんだ単語が「簒奪」だったのは秘密だ

ところで上記のこととは関係ないが、もうみんなDAKINIとかQUITERのわにくんのこととか忘れちゃってるんだろうな……というか覚えてる人たちの大部分はもうゲームやってないのかもな。まあ、当時その辺でやいのやいの騒いでた人たちがそもそもちゃんとゲームやってたのかどうかという問題はあるが。それにしても、だ。時代は流れる。その後のゲハブログ界隈の人たち、例えばオレ的ゲーム速報のJINの人なんて、今やFX投資YouTuberとしてのほうが有名で、日経CNBCの番組に出演したりとかしてるもんな。俺、実はオレ的ゲーム速報が有名になる直前くらいの頃のJIN氏と会ったことがある。けっこう大きな規模の異業種飲み会みたいなのがあり、たまたま隣の席にいたのが彼だった。いろいろ話した覚えがあるが、前はスタークラフトとかウォークラフトのファンサイト・ニュースサイトをやってたんだけど最近はもう少し業界全体のニュースサイトみたいのをやっていて……と語るやや素朴な感じのオタクあんちゃん的な印象だった彼がああなるとはなと当時は思ったものだが、そこからさらに時間が流れると、まあいろいろあるねという気分になる。

というようなよしなしごととはまったく関係なく、岡本基氏が電ファミニコゲーマーに寄稿した『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』に至る3Dゲームのデザイン史(つまり00年代から10年代後半にかけての任天堂視点でのゲームデザイン史観)は一読の価値がある。なんとなく思い出して今回読み返した。

というような流れとはやっぱり関係なくなんとなく思い出して読み返したBlogエントリを最後に貼っておく。Wayback Machineで掘り返してるんだからなんとなくもクソもないが。

サイレントヒルf』、私は楽しみに待っています。