ゲームへたおじさんドットコム

いい年した男のゲーム日記とメモと寄る辺のなさ。ゲームへたおじさん、またはMSRkbと名乗っています。

Doki Doki Literature Club!

今更ながら『Doki Doki Literature Club!(ドキドキ文芸部!)』プレイした。数年前に一部界隈で話題になった、アメリカのインディー開発者がほぼ一人で作ったノベルゲームだ。平凡な高校生の主人公が幼馴染みの女の子に誘われ、女子ばかりの文芸部に入部するのだが……というお話の、日本のギャルゲー/エロゲークリシェを詰め込んだような作品だ。そしてもちろん、この物語には大きな仕掛けがある。

『ドキドキ文芸部!』スクリーンショット

Just Monika.

それがどんな仕掛けか……という点についてはまあ遊んでもらうのが一番いい。フリーソフトだし、総プレイ時間も3時間程度だ。

 

さて、本作クリア後の感想。いやまあ、これはこれで面白かったんだけど、これが2017年に世界的に話題になるんであれば、00年代~10年代の一部のエロゲーが日本以外でもちゃんとした形で広くプレイされていれば世界を取れたんでは……と思ったのが正直なところ。言語と性表現の壁があるので難しいことだったのはわかるんだが……。

 

というわけで、『Doki Doki Literature Club!』が日本でも話題になっていた当時のレビューなどを探していろいろ読んでる。

IGN Japanの1時間ネタバレトークレビュー(今井晋/福山幸司/歐陽宇亮)は2018年5月のものだが、当時の状況のまとめとして良かった。

jp.ign.com

(日本人のプレイヤーのけっこうな割合が気づくであろう)『君と彼女と彼女の恋。』(2013)との共通点、というか影響関係について述べた福山氏の発言で、DDLCはととの。の物語/ゲーム的ナラティヴの「構造」には直接的に影響を受けているが、キャラクターのデータベース消費への批評的なギミックについてはほぼ影響を受けていなくて、たぶんそれは東浩紀の『ゲーム的リアリズムの誕生』など一連の言説の文脈をDDLCの作者が共有していないからスルーしたのだろう、という指摘は面白かった。

 

ゲーム的リアリズムの誕生 動物化するポストモダン2 (講談社現代新書)