ゲームへたおじさんドットコム

1977年生まれの文系社会人。どこのクラスにも10人はいたような男のゲーム日記とメモと寄る辺のなさ。

Firewall Zero Hour、祈り、光

なんか評判のよいPS VRFirewall Zero Hour』を買った。『Rainbow Six Siege』みたいなチーム対戦のタクティカルFPSということだが、ゲームマスコミの評価はそこそこなのにユーザー評価が妙にいい。

俺はレインボーシックスみたいなFPSはあまり得意ではないのだけど、以前PS VR + シューティングコントローラーでプレイしたFPS『Farpoint』はゲーム内容としては普通だけどVR空間で銃を構えることの別次元のリアリティに驚いたので、それを超えるような何かを期待して買ったのだ。

 

というわけで、シューティングコントローラーは『Farpoint』以来長いこと使っていない。当然ながらバッテリーが空になっていたので、PS4本体にUSB接続して充電しなければならなかった。

で、ちょっとプレイできる程度まで充電されるのを待つあいだ、そういえばこないだのセールの時に買って積んでたPS VRタイトルがいくつかあったなとライブラリを探す。そうだそうだ、『アイドルマスター ビューイングレボリューション』を今更ながらに買ったのだった。

まあPS VR買ってけっこう時間が経つのに今更? というのと、俺がデレマスに熱心だったのはもうずっと前で今ではゲームコンテンツのほうはまったく追っかけてないし、せいぜいがTwitterで二次創作webマンガを気に入った人を何人かフォローしてるくらいなので、そういう意味でも今更なあ……というのがあった。あったが、なんか安かったから買ったのだ。

 

で、アイマス起動したのだが、あまりの尊さに一時間ほど地蔵立ちして見ていた。朝の5時から6時くらいまで。オタクの持ってる光る棒の波の中(VR)で、ステージ上のアイドル(VR)を見ているうちに、これは祈り(VR, but THIS IS REAL PRAYER.)なのだという感慨が、ごく自然に胸の底から沸き上がる。ヘッドセットを外したとき、閉めきった遮光カーテンの隙間から、朝日が細く白熱する線となって漏れ、雑然とした室内がぼんやりと明るくなっていた。私はそのまましばらく立ち、皮脂で汚れたヘッドセットの遮光用ラバーとレンズを丁寧に掃除し、綺麗に収納して、ベッドに横になって目を瞑った。瞼の裏、遠くに光が見え、それが何なのか確かめようとしつつ、しかし既にその答えを知っているような感覚も確かにあり、それはつまり、つまり、それは、と思考の輪郭が曖昧になり、眠りへと滑り落ちていった。

 

Firewall Zero Hour』はディスクから本体ストレージへインストールするところまではやりました。まだ起動はしてない。