ゲームへたおじさんドットコム

1977年生まれの文系社会人。どこのクラスにも10人はいたような男のゲーム日記とメモと寄る辺のなさ。

艦これ再開

これは皮肉とかウヒヒではぜんぜんなく、俺はVitaの『艦これ改』にけっこう期待していた。ブラウザ版はいつの間にかプレイしなくなっていたのだが、その大きな理由はソーシャルゲーム特有の、スタミナ回復に現実の時間がかかるシステム(このゲームの場合は「スタミナ」ではないけど、まあ実質的なスタミナ製だ)に生活を拘束されるのが苦になったというところだ。まあやめた当時はそういう気分だった。あとは艦これを取り巻くオタ言説がどうにも俺の苦手な種類のもので(これはプレイを始めたころからずっとそうだったのだけど)、それにもいい加減うんざりしていたので、距離を取りたくなったというところだろう、当時は。

だが俺にとってのビデオゲームのプレイというのは、突き詰めれば完全なる孤独のひとり遊び、いくらシーンが盛り上がっていようとも、俺自身の「その」プレイは他者から一切自由で、切り離されたもので、シーンへのコミットメントや反撥からは距離を置いたものであるべき……という思いもまた、拭い難くあり、であるならば、オンライン機能がなくシングルプレイに限定されたVita版を、それもDL版ではなくパッケージ版で、つまりビットではなくアトムで、正確に言うならビットをアトムの器に受肉させたメディウムをもってプレイするのが正しいのではないか……と、艦これ改に期待する機運が高まっていたのであった(観念的おじさん)。それに俺が艦これに感じていた面白さの根っこの部分は、ゲーム中でプレイヤーに公開されるゲームシステムに関する情報が著しく少なく、不親切といえばそれまでなんだがそれを手探りで考えていくのが楽しいというものだったので、ブラウザ版とはシステムがけっこう変わると聞いていたVita版ではそれがまた一から楽しめるかな、という期待もあった。

んが、まあなんていうか、延期に次ぐ延期、貧相なデザインというより細部に気を遣う余裕のなさを伺わせる仮組みっぽいインターフェースのスクリーンショット数枚が公開されただけで、なんだかプロモーションも及び腰のまま発売日を迎え、うーんさすがにこれは様子見かと日和った。日和ったんだが艦これやりたい欲求が高まってきたので、これは時が満ちたなと判断してサクッとブラウザ版を再開したし、以前はぜんぜんやってなかった演習(非同期的対人戦)ばかりやってレベルの低い艦のレベルを上げて全体の底上げをしてるし、しばらく見ないうちに実装されていたいくつかの新仕様について攻略Wikiで調べてるし、遠征やドックや建造の完了をわりあいこまめに時間管理してプレイしてるよ。楽しーい! 観念は捨ててきた。ローソンでお菓子買ってクリアファイルもらう勢いです。

まあクリアファイルまではいかんが、建造回してたら瑞鶴出た。これで正規空母の層が厚くなる。

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あと知らない女も出てきた。よくわかんないけど、そこそこ珍しいのだろう。

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