ゲームとか映画とかの他の私の趣味のひとつに、(実話)怪談を読みあさるというのがあるんですが、最近はまたネットでの怪談語りシーンがだんだん熱くなってきているみたいで、よい感じだなーと思います。00年代〜10年代くらいまでの2chオカ板発のネット怪談ムーブメントが落ち着いてからもうしばらく経ちますが、その後Jホラー映画/オリジナルビデオ/文芸方面のフェイクドキュメンタリー的ナラティブへの実験・挑戦へ影響を与えたり逆にそこからの影響も受けたり、さらには海外のクリーピーパスタやSCP財団のようなシェアードワールドUGCからもほのかに影響を受けつつ、今はYouTubeやPodcast界隈で新たな怪談語りや、あるいはかつての心霊TV番組を今日的にアップデートした表現が出てきていて、たいへん楽しいです。
ここはゲーム日記Blogなんで、そういう関係のことは雑多Blogのほうででもまた後日書こうかと思うわけですが、とりあえずゲーム関係の怪談でいいのを見つけたのでご紹介。ちょっとしたところのリアリティとか、どこまで話すのか/話さないのか、等々、なかなかソリッドで好みでした。私個人的には、いわゆる「実話怪談」の面白味のひとつとして、ちょっと珍しい職業の人のその職業独特の労働環境・労働現場での「世間話*1」が聞ける・読めるというのがあって、まあそういう意味でもこの怪談は良い感じなんではないかと思いました。