ゲームへたおじさんドットコム

1977年生まれの文系社会人。どこのクラスにも10人はいたような男のゲーム日記とメモと寄る辺のなさ。

オリジナル基板のゲーム

確か00年代末くらいまでは更新されてたんだと思うんだが、HTML直打ちの個人サイトで、管理人の人はあまり健康状態がよろしくなくて引きこもりっぽくなってるらしく、唯一の趣味みたいな感じでオリジナルのゲームを基板レベルから作ってるのを紹介しているページがあった。

ゲーム画面は一見するとベクタスキャンゲームのようにシンプルかつモノクロだった。ドットイートゲームスペースインベーダーのような固定画面シューティングがあったと思う。もちろんゲーム自体はオリジナルだ。

ゲームの画面写真だけではなく、その基板の写真も掲載されていたのだが、プリント基板ではなく、普通の木の板みたいのに直接LSIを置いて配線をうじゃうじゃ生やしてるというなんかすごいやつで、塚本晋也の『鉄男』を思い起こさせるようなオブジェになっていて、ちょっと異様な迫力があった。

あのサイトはなんというところだったろうか。もう一度見たい。

 

鉄男 ニューHDマスター [Blu-ray]

プレイタイム50時間超え時点

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年末年始もほとんど『Ghost of Tsushima』だけやっていた。

自分には珍しくしらみつぶしにやっていっているおかげで、50時間超えても第二章のメインクエスト1つクリアしたとこまでしかいってない(厳原の蒙古拠点はすべて潰した)。境井仁、なんと激しくかっこいい男か……と思いながらやってます(すごい勢いで人を殺していくので)。とりあえず鎧はすべて黒く染めて、厳ついメンボ(境井家の面頬)を常に装備し、牢人の袴や旅人の装束のときは玄武の竹笠、鎧のときは恐れの鉢巻きや死の鉢巻きをしている。

蒙古の拠点などで、物見を弓矢で撃ち殺してすぐ移動、建物の上から飛び降りて連続して闇討ち、そこでまたすぐに移動して次の標的へ忍び寄る……というようなスムースな動きができているとき、俺は心の中で境井仁の「次!」という声を聞いている。境井仁大好きっ子。

プレイタイム32時間時点

『Ghost of Tsushima』は、プレイしていると連続して何らかのイベントや探索要素がポップして途切れず、かつ序盤からけっこうハイテンポにプレイヤーキャラクターの能力強化がアンロックされる。これによってプレイフィールにダレ場がぜんぜんできない。ハード末期にリリースするに相応しいそつのなさ、優等生っぷりと言えるだろう。

コスチュームは主に武人の鎧で進めていたが、ステルスに便利なので今はもっぱら牢人の袴。

 

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そろそろ最初の章である「守之段 志村奪還」が終わる直前くらいかな。

Gansei Hirou of Tsushima

 

ちょい遅ればせながら『Ghost of Tsushima』をプレイしている。

オープンワールド系ゲームがそんなに好きな方ではないというのと、そもそも俺は時代劇にはあまり食指が伸びない方(別に嫌いなわけではないのだけど)だというのがあって、評判は聞いてるけど多分俺はこれプレイしないだろうなー、と思っていた。

が、11月下旬頃に溜まっているラジオやPodcastを集中的に消化していたらたまたま、TBSラジオ「ライムスター宇多丸とマイゲーム・マイライフ」の小池徹平ゲスト回Podcast「ゲームなんとか」の『Ghost of Tsushima』回を立て続けに聞いて、どちらも出演者が本作についてたいへん楽しげに語っているのにほだされてしまい、さらにたまたまその頃にPS Storeのセールで安くなっていたので購入したというわけだ。

12月に入ったくらいからプレイし始めて、今のところプレイ時間は30時間ちょっと。たいへん面白い。今月はほとんどこのゲームしか遊んでない。思わずiPhoneの壁紙を『Ghost of Tsushima』メインビジュアルの壁紙(公式サイトで配布している)に変更した。それくらいには熱中して遊んでいる。

 

……と、熱中しているとか言ってるわりには1ヶ月程度の期間で30時間程度しかプレイしてないのかと問われる向きもあろう。だがこれはしかたない。どうも本作のゲーム中グラフィックはなぜか俺の目には高負荷らしく、最初の15時間くらいはかつて経験したことがないほどのやべえ眼精疲労に連日悩まされていたのだ。あまりにもひどい眼精疲労のために逆に「目が疲れている」ということに気づかず、やたら肩こりや頭痛がひどいがこれは何なのだ、熱はないから新型コロナではないだろうけど……としばらく不安になったくらいだ。

あ、これは眼精疲労だ、「疲れ目」とかそういうチャチなやつじゃなくてガチの眼精疲労だと気づいてからは、3日ほど仕事以外でモニタ見ず本も読まず睡眠時間長く取るでやっと治ったが、いきおい『Ghost of Tsushima』の長時間プレイは避けるようになった。

なんだろうなあ、森や紅葉、すすき野などの自然風景がたいへん美しいんだけど、メリハリの効いたその色使いのせいなのか、あるいは風に吹かれて細かなオブジェクトが常に大量に画面中を動いているというエフェクトのせいなのか。他にはこういう感想はあまり見ない気がするので、俺の目にだけ高負荷になる属性攻撃みたいなものなのかもしれんが。

設定で画面の明るさを暗めに調整してからは目に感じるダメージが減ったような気がする。それでも2時間プレイしていると「あ、ちょっと気持ち悪くなってきてるかも」となってそこで止めることになる。なんか3D酔いに似た気持ち悪さが出てくるんだよね。本物の3D酔いみたくそこで本格的に気持ち悪くなるわけではなく、ちょっとした気持ち悪さが続く内に肩から首に掛けてと目の奥が痛くなる、という感じ。

 

まあそんなわけなんで、やめ時を見つけづらいゲームではあるんだけど、無理せずちまちま進めてます。

 

【PS4】Ghost of Tsushima (ゴースト オブ ツシマ)

スキル、経験値、伸びしろ

ゲームに関する最近の気づき。

『Slay the Spire』をプレイしていてだんだんわかってきたのだが、ローグライク/ローグライト系のゲームで、死んだ後のゲーム内での持ち越し要素が少ないと、俺はもう駄目だ。まるでだめ。レベル的なものやアイテム的なもの、パッシブスキル的なものを些少でも引き継げないとぜんぜん駄目なんだ。何もできなくなる。

そういったときゲーム側が求めているのは、プレイヤーである俺自身に経験値が溜まり、つまり周回ごとにプレイングスキルを磨いていって高みを目指してほしい! ということなのはわかっているんだけど、あのねー、気づいてしまったんだ。俺には周回ごとの経験値なんてほとんどたまらないんだ。たまらないんだよね。何回やっても、へたなままなんだよ……ごり押しのパワープレイができるような持ち越し要素、ゲーム側で用意してくれないかな……まあそんなことしたら本末転倒なのはわかってるんだけどね……でも辛いんだよね、この年になって自分の伸びしろがないことに気づくってのは。

 

日記的なことを書いておけば、10月までは原則在宅勤務だったが、11月になってからは原則として週に何日かの出社を求められるようになった。会社としては今後のためにいろんなタイプの勤務形態をテストしておいてほしいということらしい。

さすがにずっとリモートワークだと、業務としては回せてもなんだかモチベーションが上がらない状態ではあったので(これはどちらかというと、俺個人が4月以降プライベートでの外出をほとんどしない生活を送っていたことにも理由があるだろう。家の周り半径500メートルを出ることが月に1回か2回くらいだった)、たまの出社はとてもいい気分転換になる。あと、なんだかんだ言って会社のほうが仕事をやりやすい環境であることは確かだ。

が、予想されたことではあるが11月に入ってコロナ流行第三波が到来している。久しぶりに公共交通機関に乗っていると、明らかに数ヶ月前よりも「日常」が戻ってきている、つまり危機感は薄れている。これが「ウィズ・コロナ」の日常かとある種の感慨が湧く。しばらくは国内の感染者数・重症者数・死亡者数がぐっと増え続けていき、そのニュースを聞けば反射的に暗い気分にはなるだろうが、ベースとしてはどんどん平常時の気分の割合が増えていくのだろう。一方で経済的な苦境に立たされる人もどんどん増えていくのだが、数は増えていくのに反して「日常」からは巧妙に隠され、切り離され、見えなくなっていくのだと思っている(なぜなら、それがこの20年ほどかけて構築されてきた日常のシステムだからだ)。こう書いている私の勤め先でも、けっこうな規模の希望退職プログラムが始まっている。残れば残ったで「いろんなタイプの勤務形態」が始まるだろう。さてどうするか、どうなるのか。プレイングスキルを磨いて経験値をためていくしかない! ……伸びしろ……伸びしろが……。

ひぐらしー

ひぐらしのなく頃に』の新しいアニメのやつを2話まで見た。

放映開始から1ヶ月以上が過ぎ、いろんなところで情報が解禁されてからもしばらく経っているから、もうさすがに書いちゃっていいと思うが、この新作、第2話放映前までは「再アニメ化」「リブート」というイメージでプロモーションが続けられ、番組名も単に『ひぐらしのなく頃に』としか発表されていなかった。さらに第1話ではOPがなく、EDには前作アニメのオープニングテーマソングを流すことで「リブートだけど前作ファンへのちょっとした接待も忘れてませんよー」的ないかにもな振る舞いをしてミスリードしたりしていた。

が、第2話のとあるシーンで、実は今回の作品は前作アニメと物語的に直接繋がっているということが明確に提示される。そして第2話で流れる新しいOPの最後には『ひぐらしのなく頃に業』という「完全新作」を表すタイトルロゴが初めて表示されるのだ(それまでは、プロモーションでもあくまで『ひぐらしのなく頃に』という無印タイトルで進行していた)。

時間ループものの物語である『ひぐらしのなく頃に*1であれば当然予想された構成ではあるものの、プロモーションも含めてのわりと大掛かりな仕掛けとあってけっこう気づかれずに進み、第2話放映直後はちょっと話題になっていた。

TVでの第2話放映後からAmazon Prime Video等での配信も始まったが、そこで見るとこの仕掛けがもう無効になってるのは残念(当然だが『ひぐらしのなく頃に業』のタイトルで配信されている)。しかし自分もこの「仕掛け」が明かされて初めて本作を見る気になったので、これはいたしかたのないところだろう。

この仕掛けについて、「新しい視聴者には全然わからんだろう」という声が放映直後のTwitterでは散見されて、まあわからんとは思うけど「こういう仕掛けです」という部分は第2話のアヴァンタイトル(とOPの最後)だけなので、新規勢も「よくわかんないけど明らかに伏線なんで後で説明されるんだろう」と納得できる構成にはなってたと思う。あと、時間ループものの物語はすでに世の中に溢れているので、飲み込みはしやすいだろうと思う。逆に言えば新鮮味も薄いとは思うけど。

 

いやしかし、TVアニメ2期から数えても、もう13年前なのか。中高生の視聴者なら本当に何も知識なく見てて全然おかしくないんだよな。俺自身はこの新しいアニメ版を第2話以降も続けて見るかというと、まあ見ないだろうな……という感想なんだが(ここまでダラダラ書いておいてそれか)、原作ゲーム版のほうはそろそろ最初から再読しようかなと何年か前から思っているところではある。だがまあ、実際読み返すのはいつになるのかな……あと、竜騎士07氏のファッションが、ここ何年かで一気にこなれた感じの、いかにも業界で長年サバイブしてきたフリーランスクリエイターおっさん、という感じになってきていて、いやー人に歴史ありといった感じだ。

*1:これもネタバレだけど、もうさすがにいいだろう。

PS4の『ゴジラ-GODZILLA-VS -』ってなんでプレミアついてるの?

そういやこないだ秋葉原まんだらけコンプレックス行ったとき、PS4の『ゴジラ-GODZILLA-VS -』が妙にプレミアついて(1万4千円くらい)レジ横のショーケースに入ってたんだけど、あれなんだったんだ。PS3版『ゴジラ-GODZILLA-』(PS4版はこれのプラスα移植)は1000円くらいで買えるのに……と思って調べたら、たぶんライセンスの関係でダウンロード販売が終了したところからパッケージ版にプレミアついたのね。最近のプレミアの付き方ってこういう感じなんだなー。

いやーでもPS3版で充分だと思いますよ。自分のTwitterの過去ログを漁ったら、俺はPS3版を予約して買ってたんだな……年末発売なのになんでわざわざこのゲームを選んだんだこれ……。

とか書いてるんだが、

年末だってのに何をやっているのか。

PS4版も買おうかどうか迷っていたようだが、結局買わなかった。まあでも、PS3版はプレミアついてないから、機会があればやってみてもいいんじゃないでしょうか。

 

ゴジラ-GODZILLA- - PS3

ゴジラ-GODZILLA-VS - PS4