前回エントリで『The Callisto Protocol』日本版発売中止のニュースに触れて、
「精神的続編」でも結局こうなってしまうのだから因果なもんだな。本家DEAD SPACE一作目のリメイクが来年リリースを控えているけど、これは大丈夫なんだろうか。この流れだと大丈夫ではなさそうだが……。
なんてことを書いたのだが、どうやら『DEAD SPACE』リメイクは表現の変更なく日本版発売にこぎ着けたようだ。
これは本当に調整が大変でした。。
— EA 野口ショーン (@SeptillionGames) 2022年12月17日
遂に待望のDead Spaceの予約が開始しました!!
国内版では規制は。。無いです!
ご安心してPC版(EA app、Steam、Epic Store)にて次世代のSFホラーをぜひお楽しみください#DeadSpaceRemake #PC #Steam #Epic pic.twitter.com/r6QlRYA1Q8
こんなにいいね/リツイート頂き感無量です、
— EA 野口ショーン (@SeptillionGames) 2022年12月17日
頑張った甲斐があった😭
私もオリジナルは14年前海外版を買ってプレイして、初めてバイオを遊んだ時と同じ恐怖の衝撃を受けたので、
どうしてもデッドスペースリメイクはみなさんにも日本語で同じ体験を味わって欲しいと思いました pic.twitter.com/xxyqmI7Zg7
国内PC版は海外版同様の表現でプレイ可能です。
— EA 野口ショーン (@SeptillionGames) 2022年12月17日
日本国内コンソール版ではレーティング対応範囲外となっております。
コンソール版での国内リリースを楽しみにされていたファンの方々には大変申し訳ございませんが、ご理解のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
引用したEA日本営業部長・野口氏のTweetによれば日本国内ではコンソール版リリースはないけどPC版は表現に変更がない状態で正式に販売される、ということのようだ。これは各所と調整をしたEA担当者の方ほんとうにお疲れ様でしたと言いたい。国内コンソール版がないのは残念だが、海外コンソール版でも日本語が入っている(たぶんマルチリンガルで全世界ワンROMなんだろう)という情報もフォローとしてTweetされてるので、まあ現状ではこれ以上ない対応と言っていいんじゃないだろうか。「この流れだと大丈夫ではなさそうだが……。」とかいらぬ心配をしちゃってごめんね。
ところで現時点(2022/12/18 14時くらい)でのSteamの販売ページでは本作のCEROレーティングが「教育・データベース」区分で表示されているのが興味深い(もしかしたら単なる表示不具合かもしれないけど)。
CEROレーティング制度における「教育・データベース」区分というのはその名のとおり教育用ソフトやデータベースソフトに与えられるもので、通例では(いわゆる)ゲーム要素のないソフト向けの枠という感じだった。そして「ゲームではない」ので他のレーティング区分とは違い「対象年齢を定めない」という規定になっている。つまり、「誰でも買える」というわけだ。
ちなみに「CERO A」区分は「全年齢」対象なので、ユーザー視点としては「誰でも買える」という意味で事実上これと同じである。だが、CERO視点から見れば「全年齢を対象にしても問題ない内容である」という審査を下したということになるので、「対象年齢を定めない」という規定とはまったく意味合いが違ってくる。
前例に倣えば、いや倣わなくとも、『DEAD SPACE』が「教育・データベース」区分に該当するわけはないのだが、今回のPC版のみだけど正式リリース・表現変更なし、という着地点に向けての関係各所の調整で導き出された「建て付け」が「教育・データベース」区分でのCERO審査……ということだったりするのかしらん、知らんけど……などと邪推するのであった。いやほんと知らんけどね。
そんなわけでPC版を買えばいいんだけど、俺のPC環境だとそろそろ最新のゲームを遊ぶにはCPUのほうがちょっと力不足になりつつある(グラボはまだ戦えると思うが)。じゃあやっぱり海外コンソール版パッケージかあ、ということで前回エントリに引き続きPlay Asiaの自分内プレゼンスが高まっているのだった。