何このグラ、もう映画のレベルじゃん…
そうかー、映画かー、映画レベルの、グラかー。そうかー。
スマホゲームのこの手の広告の言葉、例えば窪田正孝が「もうスマホゲーってレベルじゃねえ!」と声を絞り出すように叫ぶのがアレな意味でオモシロだった『HIT』のCMなんかまさにそうだが、コンソールなりアーケードなりのいわゆる従来型のゲームに対しての引け目ないしある種の卑屈さが伺えて興味深い。
誤解されないように急いで付け加えるなら、この「卑屈さ」があるんじゃないかというのは開発側の人間というより運営側、あるいは広告を制作する側(発注する側とクリエイティブする代理店の現場の側)が、ということだ。だけどそれどうなんだろうなあと思うんだよね。なんか30代半ば以降の人間の感覚という気がする。もっと若い人だと「スマホゲーってレベルじゃない」って言われても、そうじゃないレベルのゲームっていうのにピンとこないと思う。そもそもが、「ゲー」ってのはスマホで遊ぶもの、というのが一般的な認識なんではないだろうか。とかとか、ちょっと最近は考えてる。