iOS『Spotology』、『直感ヒトフデ』が好きだった人にオススメしたい。
— shinohito (@shinohito) 2014年5月30日
ミッチェル開発(任天堂発売)の『直感ヒトフデ』(DS)、『通勤ヒトフデ』(GBA)がとても好きだったので、shinohito氏のこのTweetを見てさっそくダウンロードしてみた(無料)。
ヒトフデシリーズは、そのタイトルのとおり「一筆書き」をモチーフとしたパズルゲームだ。画面内に配置されたブロックを一筆書きするというシンプルなルールをベースにしていて、まあ地味なんだけどもとても好きだった。特に、アクション要素のない完全に思考型のパズルモードを拡張した続編『通勤ヒトフデ』は、まさに通勤時の電車の中でプレイすることを前提にデザインされていて(DS発売後に敢えてGBAで続編を出し、前作のタッチペン推奨プレイから片手プレイ可能な操作系に変更、全365問搭載して毎日コツコツ遊べる)素晴らしかったのだ。クロスワードとかナンクロとか数独とか、ああいった広くじっくり浸透して世界中で年齢問わず遊ばれるタイプのパズルとなる地力はあると当時俺などは思っていたのだが、それは大げさだったとしても、ミッチェルがこのシリーズを継続的に出していれば少なくともピクロスシリーズと同等くらには育ったのではないかなあとは今でも思う。今ならスマホアプリとして出して新しい問題をDLCとか月額課金とかで定期的に配信して……とか妄想するのだが、残念なことにミッチェルは2012年末に休業に入ってしまった。
さて、『Spotology』だ。これはたぶん本当にヒトフデシリーズからインスパイアされたであろうゲームで、確かにシリーズのファンにはお勧めできる。ルールはほぼ同じ。画面中のドットを一筆書きすればよい。
で、ランダムに出てくる問題を制限時間内に何問クリアできるか挑戦するというシステムとなっている(一定問題数クリアごとに出現問題の難度テーブルが上昇する)。一問クリアすると制限時間が延長されるので、早く解いてどんどん進めというわけだ。
そういうルールなので、一問一問の難度は低い。アクション的な要素はないが、ヒトフデシリーズが長考型なら『Spotology』は瞬発思考型だ。
上の二重丸ドットは一度なぞると普通のドットに変わる特殊オブジェクト。つまりこのドットのところだけは二回通らなければいけない。ヒトフデシリーズではこういった特殊オブジェクトが何種類か出てきたが、このゲームではどうなのかな? 今のところ、40ラウンド台では二重丸ドットが複数出てくる、というところまでしか確認できてない(パズルもへたです)。
制限時間はあるのだが、そんなにタイトではなくけっこう余裕ができる設計になっている。なのでパッパと解きつつ、たまにちょっと考える……というプレイリズムになり、そこらへんの緩急の付け方もなかなかいい。
オンラインランキングを見る限り全世界で6500人くらいしか遊んでないっぽいが、なかなかいい感じなので皆様よろしければ是非。