ゲームへたおじさんドットコム

1977年生まれの文系社会人。どこのクラスにも10人はいたような男のゲーム日記とメモと寄る辺のなさ。

レベルのグラ

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何このグラ、もう映画のレベルじゃん…

そうかー、映画かー、映画レベルの、グラかー。そうかー。

 

スマホゲームのこの手の広告の言葉、例えば窪田正孝が「もうスマホゲーってレベルじゃねえ!」と声を絞り出すように叫ぶのがアレな意味でオモシロだった『HIT』のCMなんかまさにそうだが、コンソールなりアーケードなりのいわゆる従来型のゲームに対しての引け目ないしある種の卑屈さが伺えて興味深い。

誤解されないように急いで付け加えるなら、この「卑屈さ」があるんじゃないかというのは開発側の人間というより運営側、あるいは広告を制作する側(発注する側とクリエイティブする代理店の現場の側)が、ということだ。だけどそれどうなんだろうなあと思うんだよね。なんか30代半ば以降の人間の感覚という気がする。もっと若い人だと「スマホゲーってレベルじゃない」って言われても、そうじゃないレベルのゲームっていうのにピンとこないと思う。そもそもが、「ゲー」ってのはスマホで遊ぶもの、というのが一般的な認識なんではないだろうか。とかとか、ちょっと最近は考えてる。

アドベンチャー・タイム

今更ながら『アドベンチャー・タイム』に夢中になってしまった。CSのカートゥーンネットワークで数年前から放映しているアニメだ。幼児・児童向けアニメということになってるけど、シュールな世界観とナンセンスでスラップスティックなギャグと個性豊かなキャラクターが魅力で、大人にもファンが多い……と、ネイバーまとめ並みに無難かつ中身のない紹介文を書いてみたが、見る前の知識としてはその程度で、ぶっちゃけテレタビーズとかみたく、無職でヤク中のボンクラどもがカウチに寝そべってシリアルをモソモソ食いながらボケーっと見てると楽しくなるような類のアニメでしょー、とか侮ってた。

が、たまたま最新シーズンの最初のエピソードを見たら、まあ前述の侮りのようなアニメでもあるんだけど、予想外に難解な話だったので驚いたのだった。妻と一緒に見てて、ケラケラ笑いながらも疑問がどんどん膨らんでいき、見終わると「え、難しくない?」などとひどく頭の悪い感想を言い合う。一話完結式ではあるけどわりとエピソードに連続性があるのね、そしてけっこう寓話的なとこもあるのね、あと展開が超早いね、『シンプソンズ』も展開早いとこあったけど、これは早いというか情報の密度が妙に高いね、思ってたよりも異世界ファンタジー? なのね……と気になるところがたくさん出てきて、違う時間帯でちょうどファーストシーズン第1話から放映してたのでそれを録画して見始めた。面白い。おもしろいなー。そしてこれ見てると学校(学校?)行かないで家でずっと見ていたくなる。危険なので1日2話ずつ見てる。先日はTシャツも買ってきてもらった。フィンとジェイクとBMOの絵に「Bromance」と入ってるやつとか。そう、ブロマンスというか、フィンとジェイクの親友っぷりがとても良い。

で、調べてみると昨年末にPS3とVitaと3DSでゲームが出ていた。海外では2年くらい前に出たやつのローカライズということだが、2DゼルダライクなアクションRPGだということで、これあれだ、絶対面白いやつだ! と俺のセンサーが反応した。今ちょっといろいろ積んでるから後回しになるが、そのうち絶対買っておこう、というメモ。

 

 

アドベンチャー・タイム ネームレス王国の3人のプリンセス - PS3

アドベンチャー・タイム ネームレス王国の3人のプリンセス - PS3

 
アドベンチャー・タイム ネームレス王国の3人のプリンセス - PS Vita

アドベンチャー・タイム ネームレス王国の3人のプリンセス - PS Vita

 
アドベンチャー・タイム ネームレス王国の3人のプリンセス - 3DS

アドベンチャー・タイム ネームレス王国の3人のプリンセス - 3DS

 

 

妻とFGO

Fate/Grand Order』の2.5次元ミュージカルが7月にあるそうだ(→Fate/Grand Order THE STAGE—神聖円卓領域キャメロット—)。で、それにうちの妻が追っかけをしている若手俳優が出るというので、公演の前に予習しなければと妻がFGOを始めた。

妻はFateシリーズはもとよりTYPE-MOON作品にまったく興味がなく今までひとつも触れてきていなかったので、そもそもの基本設定についていちいち質問してくる。俺も面倒くさいしそこまで詳しいわけでもないのでふんわりした説明をしてお茶を濁す。あれだーつまり、『魔界転生』みたいな話だよ。ジュリーが生首になるやつ? そうそう、時空を超えていろんな剣豪みたいのを集めて戦うのよ、そんでアーサー王が女なわけよ、あといろいろな有名人が実は女だったりするのよ。牧瀬里穂のつかこうへいのやつみたいな? まさにそれだ、あと夏目雅子堺正章のやつだ。そこらへんで説明がうまくいかなくなったのでAmazonプライムビデオで『Fate/Zero』を10話くらいまで見たりした。

で、このミュージカルはゲーム本編の第6章が元になっているので、7月までにそこまで進めなければいけないと言う。えー今から始めてだとけっこう厳しいんじゃない? とか半笑いで言ったら、お前よりも確実にゲームがうまいので楽勝だと言う。いやうまいとかそういうのではなく、物理的にキツいんじゃないの?……と生暖かい目で見守ってたら、3日で俺のストーリー進行度を超えた。そして無課金にもかかわらず☆5サーヴァントを引いていた。☆4サーヴァントも俺よりたくさん引いていた。え……そんなのありなの……俺、熱心なファンとは言えないけど、TYPE-MOONに関しては当時『月箱』買って以来そこそこ追いかけてるし、『空の境界』だって読んでるんだぜ……『魔法使いの夜』は予約して買ったし……いや、そりゃあ熱心なファンではぜんぜんないし、そもそも俺のゲームの腕のなさ、というか効率良くプレイする能力に著しく欠けている点は否めないけど、でもぽっと出の不純な動機でプレイし始めたやつにこんな速攻で抜かれるなんて……そんな……と、普通にショックだった。

そんな感じではあるが、ぽちぽち進めている。☆5サーヴァントは1人もいない。

バイトのウサギ

3DSの『バッジとれ〜るセンター』が更新停止するという。セーブデータの容量が限界ギリギリだからということらしいが、確かにいつの頃からか、起動後の読み込みにあのてのアプリとしては異例ともいえる時間がかかるようになっていたので納得できるところだ。

3DSのホーム画面に飾れるバッジをUFOキャッチャー形式のミニゲームでゲットできるというアプリだったわけだが、2013年の『だるめしスポーツ店』に続いて、任天堂ダウンロードコンテンツビジネス、特にマイクロペイメント方面の実験的性格を持ったものだったと思う(バッジ〜の配信は2014年末)。だがそういう狙いがあるコンテンツで妙な味わいを練り込んでくるのもまた任天堂らしいところだ。

個人的にはホーム画面を飾り立てることにはほとんど興味がなかったので、課金こそ一回かそこらしかしてないと思うが、それでもときどき起動していたのは、このアプリのマスコットキャラであるバイトのウサギが好きだったからだ。遊んだことがある人はだいたいみんな賛成してくれると思うが、バイトウサギはデザインもモーションもSEもメッセージテキストもすべて、とても味わい深い良いキャラクターだった。絶妙なウザさとチャラさと愛らしさ。メタなギャグをよく言うキャラだったが、そういうギャグにつきまとう厭らしさや寒さをすんでのところで回避できるような、奇跡的なバランスのキャラクター造形だったと思う。今回の更新停止の理由もそのまんまストレートに語ってくれたけど、それがウェットにならない程度に切なさを醸し出した芝居づけで感心した。できればどこかでまた出てきてくれないかなー。なんかOfficeのイルカみたいな感じでSwitchのOSに寄生してほしい。

 

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ギース死す

SwitchのアケアカNEO GEOで『餓狼伝説』が最近配信されたからか、例のギースがビルから落ちていくシーンの画像がTwitterなどでよく流れてくる。「●●●●年 ●月●日ギース・ハワード高層ビルから転落、3時間後病院で死亡。」というメッセージの年月日部分が本体の時計とちゃんと連動するので、今日転落したのかーという、まあそういう、おっさんたちの軽いネタだ。

たまたま俺のタイムラインでは、ここ数日で複数の人が同じようなことを画像付きでTweetしていて、俺はそれをぼんやり見ていた。そういえば昔からこのシーンには何らかの違和感を持っていたのだが、それが何なのか、今になってやっと気が付いた。このメッセージの「3時間後病院で死亡」ってのが生々しすぎるというか、なんかギョッとしてしまうのだ。「ビルから転落」で止めておいてもいいんじゃない? 何もそこまで決定的なことに言及しなくてもいいのに……と。

「3時間後」「病院で」っていうのが特にキツい。普通あの高さから落ちたらその場で即死しててもよさそうなところを、「病院」に担ぎ込まれて「3時間後」と言っているということは、無駄かもしれないけど救命活動を受けていたということでしょ? だがそれも空しく……ということなわけで。なんかこう、フィクション濃度が高いバトルマンガ的な世界に、突然現実の暴力が剥き身で提示されたような、そんなショック描写だった気がする。後のシリーズで復活したりしてるけど、なんかこの1作目の死が、ゲームのキャラクターとしては当時珍しく「決定的な死」に思えたような気がするんだよね。

Tetris MicroCard

Arduboy派生ガジェットのTetris MicroCardを買った。ベースはArduboyだけど、自分で好きなゲームをインストールしたりとかそういう開発系のことはできない。つまり、完全にテトリス専用ハード。テトリン55とかそういうやつの現代版と言えないこともないかもしれない。

とは言えTetris MicroCardはもちろんちゃんと公式ライセンス商品で、いくつか省略あるもののゲームルールはテトリス公式ガイドラインに則ってる。こう見えてボタンがけっこう押しやすくて良いなと思った。そのうちArduboyも買おうかな。

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Tetris® MicroCard

Tetris® MicroCard

 

PS VRのガンコンが買えた!

昨日はどこ行っても売り切れでネット通販転売ヤーばかり……と嘆いた『Farpoint』のシューティングコントローラー同梱版だが、今日の夕方近くにGozilineのMastodonで親切な方に「楽天ブックスだとまだ予約できますよ」と教えてもらい急いでジャンプ、無事に予約できた。やった! ありがとう! Mastodon、いろいろなインスタンスに登録しつつも「これはマストドンブームとやらも一部技術者界隈を除けばGW明けには静かになってるな」と予想したとおりになりつつあるぜーとか舐めた態度ですいませんでした! やってて良かったMastodon

ところでジェフ・ミンターがPS VRに対応した新作を北米PSNでリリースしたとのことで、そっちも気になるというかやらない選択肢はないだろう。たぶん日本ではリリースされない気がするので(それかリリースされるとしてもずっと後そうなので)、週末は北米アカを作って購入しよう。