ゲームへたおじさんドットコム

1977年生まれの文系社会人。どこのクラスにも10人はいたような男のゲーム日記とメモと寄る辺のなさ。

Palmの北朝鮮製ゲーム

今でも時々思い出すこと。

昔、だいたい2001年か2002年くらいの時分。働き始めたばかりの俺はスケジュール帳をどうするかを模索していた。会社支給の背広の内ポケットに入るサイズのペラペラしたやつを使っていたものの、あまり使い勝手がいいとは言えない。上司がSONYPalm OS搭載PDACLIEを使っていたのにちょっと憧れて、いっそのことPalmにしてみるのもいいかもしれないと思いはじめた。

折良く、Palm社はこの頃にエントリーモデルの在庫処分的な価格改定をやっており、最もシンプルな機能のm100というモデルが9,800円になり、さらに期間限定セール(確か)として2001年末から2002年頭にかけては4,900円という破格の安さで店頭に並んでいた。俺はたぶん01年の年末くらいにこれを買ったはずだ。

Palm OS独特の「グラフィティ」というペンでの文字入力方法にも慣れ、スケジュールのMac OSとの同期もまあまあ使えるかなと思いはじめた頃、たまたまネットを巡回していてPalm OS用のゲームをDL販売しているサイトを見つけた。

並んでいるのは『ファイア』や『ボール』みたいなゲーム&ウオッチのコピーゲームのようなものばかりなんだが(Palmマシンの少ないボタン数と液晶サイズ、処理能力でも遊べるゲームというと限られてくる)、その中に「北朝鮮製ゲーム」というカテゴリがあったのがすごく気になった。

カテゴリになってたのだからたぶん複数本並んでたはずだ。が、どんなゲームがラインナップされていたのか、見たはずだがまったく覚えていない。あのとき買っておけばよかったなあ、と未だに後悔している。どこがどう「北朝鮮製」だったのか、そしてなぜPalmだったのか。

まだ小泉純一郎が訪朝して北朝鮮が日本人拉致を認める(日朝首脳会談 - 2002年9月)前だったはずだ。俺がPalm m100を買った時期と合わせて考えると、たぶん2002年前半にそのサイトを見つけたのだと思う。ああ、あれはどんなゲームだったのだろう。誰か買ってプレイした人はいないだろうか。