ゲームへたおじさんドットコム

1977年生まれの文系社会人。どこのクラスにも10人はいたような男のゲーム日記とメモと寄る辺のなさ。

声優ラジオ番組で流れるCM

なんだかんだでここ一ヶ月くらい、週末に出かけていない。ずっと家にいる。本やゲームや録画が溜まってるのでそれを消化しつつ低エネルギーで過ごそうと考えたのが始まりだったと思うのだが、気がついたら夜まで寝て夜中に起きてボーッとするようなヤバいサイクルに入ってしまった。このサイクルは週末限定ではあるのがまだマシではあるんだけど、平日は諸々の細かい業務が山積みとなっており、連日別案件の締め切りが来る、下手すると1日に2件締め切りがくるような綱渡りの状況で、チーム全体がそんな感じなのでなかなか心が休まらない。やっと週末になるとどっと安堵感がやってくるが、同時に疲労感も襲ってきて、朝起きても昼頃になると眠くなり、結局土日両日とも家を出ず……という感じだ。病。妻は元気に出かけてるのでなおさら惨めな気分になる。

というわけでこの週末もそんな感じで病んでたわけだが、これはきっと部屋が汚いからだなと重い尻をぶるんと持ち上げて片付けを始めた。やっと。夜中から。

デスクトップPCがぶっ壊れてから……去年の4月のことだからかれこれ1年半以上、否2年弱と言ったほうがいいか、まあとにかく未だ新PCを導入してないのだが(ケースだけ買ってある。パーツはなんか怖くて買えない……パーツのこと考えると不安で動悸がする)、そうなると自分の部屋で過ごす時間がほとんどゼロになり、完全に物置になってしまった。すごい荒れ具合だ。たぶん連続殺人鬼の部屋はこんな感じだと思う。というわけでまずは無秩序に積み上がってる本やらゲームやらDVDやらをバンカーズボックスにぶち込む。二、三冊ぶち込んで……そのままぬぼーっと突っ立って5分経ってた。いけないいけない。病だ。気を紛らすためにradikoで何かラジオを聴きながら作業することにした。適当にいろいろな局のを聴いてるとなんとなく作業が捗る気がするが実際のとこはそうでもない。まあいい、まずは進めることだ……一歩踏み出すことでしか、人は何も始められないのだから……と思いに耽ってぼーっと突っ立っていたら10分過ぎていた。病は深い。

ラジオに意識を戻すと、何やら女性声優さんらしき人たちがきゃっきゃと喋っている。文化放送だ。中高生のときは俺もいっぱしのラジオリスナー、さらに言えばハガキ職人だったが(郵便局でエコーハガキをまとめ買いして机の引き出しに常備しておく程度には)、主に聴いていたのはニッポン放送とTBSだったので、文化放送には馴染みがない。ただ、声優がパーソナリティーを務める番組が豊富だというのと、Wikipediaの女性声優のページの多くはラジオ番組をソースにしたやたらと細かい人物紹介や女性声優間の交流についての記述がびっしりある、ということくらいは知っている。そうか、みんな毎晩こういう番組を聴いて情報を集めているのだな……。だが新鮮だったのはCMだ。ほぼすべて、スマホゲームのCMなんだな。それも、TVでガンガン流してるような超メジャーどころではなく、もうちょっとオタ狙いというか、コアなユーザー狙いらしきもの。たぶん番組のパーソナリティが声を当てているゲームなんだろう。そのゲームのクリスマスイベント的なやつとか新規ユーザーキャンペーンなんかのやつがたくさん流れる。別の番組になると、また別のスマホゲームの、でも同じような構成のCMが延々流れる。なるほどなー、こういう番組を聴いているオタ層にとっては、まさにスマホゲームこそが完全にメジャー感のあるコンテンツなんだなーと思った。そうそう、その流れで言えば、スマホ「アプリ」とか、お得な「コンテンツ」も盛りだくさん、みたいな表現が多用されてた気がして、そこらへんもこのシーンの空気感だよなと思った。俺、「ビデオゲーム」について言及するときに、「アプリ」とか「コンテンツ」って単語、なんていうかちょっと、個人的にはあまり使わないから。特に「コンテンツ」って単語は、ゲームに限らず映画でもアニメでも音楽でも小説でも、いわゆる「創作物」全般についてその中身の部分について言及するときはあまり使いたくない単語だったんだけど、それはつまり、これってビジネス側、もうちょっと正確に言えば「流通」させる側の言葉じゃん? それを受け取る側からの言及のときはあまり使いたくなかったんだよね。でもまあ、「課金」という言葉が主客転倒されて使われることのほうが圧倒的に多くなった時代、まあそういう空気感なのかもしれないね。というね。

とりあえず僕もいいかげん『グランブルーファンタジー』くらいは遊んでおこうと思いました。