朝から深夜まで、激しく、かつ流れるように仕事をこなす。取引先との会議では「御社はこんな仕事の進め方でこの案件が収束するとお思いで?」と理路整然と詰め、迫る納期を心配する上司には「ここからは、俺の好きにやらせてもらいますよ」と啖呵を切り、残業で疲弊した部下にはアセロラドリンクを手渡し自分はレッドブルをクイッと一口、「ま、せいぜい楽しくやろうや……」と肩を叩き、終電で帰って駅の近くのコンビニで内田真礼の水着グラビア目当てにヤンジャンの最新号を買う、それも立ち読みでヨレてないやつを見繕うため三軒くらい探す。その全てを流れるようにこなした一日だった。ゲームはまったくやれてない。