ゲームへたおじさんドットコム

1977年生まれの文系社会人。どこのクラスにも10人はいたような男のゲーム日記とメモと寄る辺のなさ。

いたストの記憶

なんかねー、MacFirefoxだとはてなブログの記事が書けないんだよね。書けないというか、入力フィールドに文字を打つと背景色と同じ色になってるらしくて見えない。なんだこの不具合。まあいいや。他のブラウザだと大丈夫。

まあ相変わらず今やってる仕事が追い込みで、なんとか出口は見えてきたけど未だ追い込まれていることには変わりなく、あいかわらず職場と家を移動するだけで1日が終わってる。休日出勤もしてるので、まあそれ以外のことはほとんどないですね。

で、PS4で体験版やって買おうかどうしようか迷ってた『いただきストリート ドラゴンクエスト&ファイナルファンタジー 30th ANNIVERSARY』を買った。PS4版ではなくVita版で。これを昼休みとか家に帰って寝る前とかに30分くらいやるのがほとんど唯一の心のオアシスだ。もちろんシングルプレイだけをずっとやってる。

いたストの新作がたまに出るたび、「俺はいたストがすごい好きで子供の頃はやり込んだもんだったなあ」という “偽の記憶” が俺の中で再生され、「久しぶりにいたストやるか!」という強い衝動が励起する。それは “偽の記憶” だってのはわかってるんだけど、どうにも抗えなくて、特に今回のやつみたいなアニバーサリーとか、○○とコラボ! とかみたいなお祭り風味があるのだと(というか近作はだいたいそうだけど)、衝動は抑えられなくなって買ってしまう。でも偽の記憶なんだ。ファミコン版もスーファミ版も一切プレイしたことはなかったし、周りで遊んでた友達もいなかった。ただ雑誌で読んで知ってただけ。初めて買ったのはPS2の『ドラゴンクエスト&ファイナルファンタジー in いただきストリートSpecial』なんだが、ぶっちゃけそれを買うまでどんなルールなのかもほとんど知らなかった。だが、ものすごくいたストシリーズが好きで小学生のときは何百時間も遊んだ、という(偽の)記憶……というか実感は確かにあるのだ。ならば、これはもう、本当なのだろう。俺はいたストがすごく好きでやり込んでいたので、久しぶりの新作を買って遊んでいるのだ。

未だにルールの勘所をわかってなくてCPUキャラとの対戦の序盤で最下位取ったりもするが、俺はいたストに詳しいんだ。そういうことを考えながら昼休みに遊んでいると、だいたい15分くらいたったところでうつらうつらとしてきて、半分眠ってしまう。ゲームがつまらないからではない。と言って、プレイが心地良すぎて眠ってしまう、というようないいものでもない。ただ茫洋とした、なんかぼわあんとした、何かがあって、それで目が醒めているのか眠っているのかよくわからない曖昧な状態に遷移して、それで15分くらいたち、昼休みが終わるのだ。

これが何か、とてもいい。さっき「心のオアシス」とか書いたけど、それも正確ではなくて、別に癒やされてるわけではない。ただ俺の人格が曖昧な状態に遷移するのだ。それが何か、大事なことのような気がする。

たぶんネット対戦は最後までやらずに、対CPU戦シングルの序盤だけずっとやっていつの間にかプレイを終えてる気がする。そして俺はいたストにとても詳しく、やり込んでいる。そういう思いを誰にも話すことなく独りで抱え込みながら、次のいたストが出るときまで偽の記憶を眠らせておくことになるのだと思う。と、人には話さないけどBlogには備忘録として残しておこう。