ゲームへたおじさんドットコム

1977年生まれの文系社会人。どこのクラスにも10人はいたような男のゲーム日記とメモと寄る辺のなさ。

課金の器(UTSUWA)

アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ』(以下デレステ)を楽しんでいる。なんというかこう、ありがたい……なんてありがたい……と心の奥底から沸き上がるありがたみを噛みしめながらやってる。

モバゲーのシンデレラガールズは2012年最も熱中して遊んだゲームではあったのだが、しかしCDを買うことはなかったので、そもそも知っている曲がほとんどない。アニメ版のOP/EDくらいだ。もともと本家アイマスもゲーム自体はやってたし本編ゲーム中で流れる曲はもちろん馴染みがあったのだが、それ以降のCDやライブでの展開は全然知らない。

……のだけど、それらの知らないはずの曲を音ゲーの形式でプレイしていると、何かすごい勢いでその曲が身体に染み渡っていく気がするし、というかプレイしながらサビの部分で涙ぐんだりしている。まあそれはシンデレラガールズのアニメの影響を引きずっているだけなのかもしれないのだが、ここ2年くらい、それまでなんとなく苦手意識を持っていた音ゲーをいろいろやってみるうちに、まったく知らないアーティストのまったく知らない曲で、なおかつ自分から進んで聴かないであろうジャンルの曲であっても、ゲームが楽しいと曲も好きになってしまうというか、あの譜面にタイミングを合わせてボタンを押しているとたいていの音楽は楽しく聴こえるし感情が昂ぶる、ということに気づいた。音ゲーというのはプレイヤーの脳に曲を刷り込むのに最適のシステムなのだなあ、なんということに(今更ながら)思い至ったというわけだ。

まあそんなわけで、知らなかった曲をプレイして気持ちが昂ぶり、アニメのOP/ED曲のサビの部分の譜面が歌詞の意味に沿ったような配置になっているのに鼻の奥がツンとし、各アイドルごとのコミュイベントの膨大な量に圧倒され、俺の中の課金の器(UTSUWA)が満たされたので3000円のガチャを回した。

俺はいわゆる基本無料ゲームをプレイするときにあるルールを自分に課している。そのゲームを遊んでいて「ありがたい……こんなに楽しく遊ばせていただいているのに、無料だなんて……ありがたい……」という感情が俺の中で一定の期間持続するか、瞬間最大風速的にでも一定の値を突破したら、ガチャなり有料アイテムなりに金を払う、というものだ。というのも、期間限定ガチャでどうしても欲しいものがあって回す、という行為を俺はまずしないので(誰かがそういうので盛り上がっていたり燃え尽きたりしているのを眺めているだけでだいたい満足する)、そのままだと無課金ユーザーのであり続けることになり、それでは申し訳ないので、俺の中の「課金の器(UTSUWA)」が満たされたと感じたら、特にキャンペーン的なものをやっていなくてもガチャを回すことにしている。まあお布施に近いかもしれない。さて、デレステではあと何回、課金の器が満たされるだろうか。

 

王のUTSUWA

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