読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ゲームへたおじさんドットコム

いい年した男のゲーム日記とメモと寄る辺のなさ。ゲームへたおじさん、またはMSRkbと名乗っています。

セーラーゾンビ AKB48 アーケードエディション

今年のJAEPOで発表されてちょっと気になっていた『セーラーゾンビ AKB48 アーケードエディション』が稼動したのでプレイしてきた。バンダイナムコ。同社の『デッドストームパイレーツ』みたいなライド型2人用筐体のガンシュー。あ、でも『デッドストームパイレーツ』みたくシートが揺れたりはしなくて、代わりにゲームの展開に合わせて顔や首筋にエアーが吹きつけてくるびっくり演出があるので、『ダークエスケープ3D』のほうに近いかもしれない(俺はこっちのほうはプレイしたことないけど)。

このアーケード版ゲームとコミック、そしてテレビドラマ*1のマルチ展開をしている「セーラーゾンビ」プロジェクトなわけだが、まああれです「AKB48とゾンビ」、という一発ネタ以上でも以下でもないあまり工夫のない企画に見える。

さてゲームのほうは、最初にパートナーとなるAKBメンバーを選ぶ。大島さんを選びました。ここで選んだメンバーが「推しメン」になり、獲得したスコアに応じてメンバーにポイントが入る。筐体ごとにデイリーと総合の各メンバー獲得ポイントランキングが集計される、という仕組みです。AKBだからねーという感じだ。ちなみに、せっかくやるならということで秋葉原ドンキホーテの上にある東京レジャーランド秋葉原二号店でプレイしてみた(つまり、AKB劇場の下のゲーセンだ)。川栄李奈さんが人気のようでした。

ゲームが開始すると突然、ゾンビ化した大島さんが画面に大写しに。近年の「感染者」タイプじゃなく肌が土気色で動きのトロくさいロメロ系ゾンビでなかなかインパクトがあるというか気持ち悪い。そんな大島さんがプレイヤーに懇願する。「もう抑えられない……早く……私を撃って!」オッケー、ということでバキューンと撃つとギャーと倒れる大島ゾンビ。起き上がると肌の色も元通りに。プレイヤーが持っているワクチン銃でゾンビを撃つと人間に戻るということらしいが、大島さん以外のメンバーは感染が進んでいるのでちょっと動きを止めるぐらいしかできない。彼女たちを完全に元に戻すには研究所に集めてウィルス除去装置みたいので一気に片をつけるしか……みたいなことを大島さんに道々説明してもらいながらレールライドのガンシューパートを進めていく。プレイヤーが操作するガンコントローラはトリガー引きっぱなしで連射できる砲台タイプなのだが、連射速度は遅めなので弾をばらまくのではなくちゃんとヘッドショットを狙う必要があるという調整。

ところで、敵はAKBメンバーだけではさすがに間がもたないので他にもゾンビが出てくるのだが、それがみんな運営スタッフとかAKBオタなのでなんかこう、貧弱な絵ヅラだ(まあその他にもボス敵でクリーチャーが出てくるが)。

そんなこんなで襲い掛かってくるオタやAKBメンバーをガンガン撃って進むと、「ゾンビ化する直前の強烈な体験の記憶が残っているみたいだから、音楽を流せばきっと少しは正気に戻るはず……」ということでライブが始まる。ゾンビ化したままのメンバーがヒット曲を歌い踊る、というこのゲームの目玉のフィーチャーで、ここで音ゲーモードになります。タイミングをあわせて右トリガー/左トリガー/トリガー両押しの使い分けでリズムを刻むというオーソドックスなルールではあるんだけど、いかんせんガンコンのトリガーが重いのでものすごくプレイしづらい! あと指が疲れる! これガンコンでプレイさせるのはちょっと無理があるんじゃ……一応、このモードではどんなに失敗しても最後まで進むんだけど。

まあそんなわけで連コインして一通りプレイしたけど、「アイドルを主演に添えた超低予算のジャンル映画」っぽいイキフンが全編に横溢していて、AKBファンじゃなくてもそういうのが好きな人なら一見の価値はあるかも。あのー、都内単館2週間限定レイトショー、みたいなあれ、実際に見に行ってみると、ほんとぜんぜん人いなくて、たぶん初日の舞台挨拶のとき以外はそのアイドルのファンも見に来ないんじゃないかと思うんだけど、そういう映画を特にファンでもない人間が敢えて行く、そして何か心に小さな寂しさ、人恋しさ、侘しさを抱えて劇場を後にする、そういうプレイ、それがこのゲームで味わえるのじゃないかと思います。

*1:企画・総合演出が犬童一心だったりする。仕事選ばないねこの人も。